フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のアジア太平洋部門の拠点がオーストラリア・シドニーに設立されることになった。
FDAのアジア太平洋部門は、モータースポーツ・オーストラリアによって運営され、州政府から3300万ドルの支援を受けて改修されるシドニー・モータースポーツパークが活動拠点となる。
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モータースポーツ・オーストラリアは、オーストラリアだけでなく日本や韓国、中国、インド、シンガポール、ニュージーランドなどの14~17歳のドライバーを対象に、毎年FDAの育成プログラムを実施するという。
モータースポーツ ・オーストラリアは、消滅したオーストラリアF4選手権用のシャシーを所有しており、このマシンがドライバーの才能を評価するために使用される。
このプログラムの上位2名がイタリアへ向かい、FDAの他部門のドライバーと、ヨーロッパのF4に挑戦するために争うことになる。
FDAの責任者であるローレン・メキーズは次のように語った。
「今回のモータースポーツ・オーストラリアとの契約は、将来的に最高の才能を持つ人材を確保し続けるためのスカウティング戦略において重要な一歩だ」
「我々はモータースポーツ・オーストラリアと長年親しい関係を築いており、共にこの地域のための素晴らしい選抜プログラムを構築し、多くの若手ドライバーを刺激し惹きつけることができると信じている」
モータースポーツ・オーストラリアのアンドリュー・パパドプロス代表は、このプログラムによりオーストラリアの次世代F1ドライバーを育成する機会が生まれると期待している。
「新進気鋭のオープンホイールドライバーが、早期にF1のシステムに参加する機会がさらに増えるだろう」
そうパパドプロスは語った。
「オーストラリア人は、歴史の中で世界最高のドライバーたちと競うことができると証明してきた。最終的には、このプログラムにより次のダニエル・リカルド、マーク・ウェーバー、そしてできればオーストラリアのF1チャンピオンを見つけるのに役立つと信じている」
「フェラーリはモータースポーツにおいて素晴らしい歴史を誇っており、間違いなくほとんどの若手ドライバーが参加を熱望しているチームだろう。我々はFDAと提携できることを嬉しく思うし、強力な関係を構築することを楽しみにしている」
「FDAとのパートナーシップは、オーストラリアのモータースポーツにとって歴史的な瞬間であり、間違いなくオーストラリアにおける育成の機会を後押しする」
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