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アルピーヌ育成のピアストリが2勝目。佐藤万璃音はマシントラブルでリタイアに【FIA-F2第5戦イタリア レース3】

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アルピーヌ育成のピアストリが2勝目。佐藤万璃音はマシントラブルでリタイアに【FIA-F2第5戦イタリア レース3】

 9月12日(日)、2021年FIA-F2第5戦イタリアのフィーチャーレース(決勝レース3)が開催されオスカー・ピアストリ(プレマ・レーシング)が優勝。佐藤万璃音(トライデント)はリタイアだった。

 フィーチャーレースのスターティンググリッドは予選結果がそのまま反映され、ピアストリがポールスタート。2番手はユアン・ダルバラ(カーリン)、3番手に周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、4番手はリアム・ローソン(ハイテックGP)、佐藤は14番グリッドから発進する。

レッドブル育成のダルバラが今季初優勝。佐藤万璃音は20位【FIA-F2第5戦イタリア レース2】

 規定周回数は30周。モンツァの天候は晴れ、気温24.8度、路面温度29.8で路面はドライ。1回のタイヤ交換義務が設けられている。日本時間17時25分にフォーメーションラップがスタートし、決勝レース3が幕を開けた。

 ピアストリがホールショットを奪いターン1を通過。周が2番手に、ローソンが3番手に上がりダルバラが4番手へドロップ。後方ではギリェルメ・サマイア(チャロウズ・レーシング・システム)がスピンしコースを塞ぐようにストップ。再始動できずリタイアとなった。

 これにより2周目からセーフティカー(SC)が導入されレースは早々に仕切り直しに。レースは5周目からピアストリ、周、ローソン、ダルバラのトップ4でリスタートする。

 トップ3は順位変わらずターン1、ターン2を通過。一方で4番手争いが過熱し、フェリペ・ドルゴヴィッチ(ユニ・ヴィルトゥオーシ)がダルバラを交わすも、ダルバラはその後にドルゴヴィッチをふたたび抜き返す鍔迫り合いを演じる。またローソンが周をターン4で抜いて2番手に浮上した。

 8周目、第2シケインで7番手を争っていたユーリ・ビップス(ハイテックGP)にダニエル・ティクトゥム(カーリン)が追突。ビップスがマシンをストップしたためこのレース2度目のSCが入る。このタイミングでソフトタイヤスタート勢がピットイン。ピアストリ、ローソン、周、ダルバラのトップ4が揃ってミディアムタイヤへの交換を選択した。

 これで見た目上のトップはミディアムスタートを選択していたティクトゥム。2番手は佐藤という状況だったが、セーフティカーランで迎えた10周目にマシントラブルで第1シケイン先のエスケープにマシンを停止。リタイアとなってしまった。

 ティクトゥム、クリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)、マーカス・アームストロング(ダムス)、アレシオ・デレッダ(HWAレースラボ)というオーダーでレースは11周目から再開。一部コースオフするマシンが見られるも大きなアクシデントなく1周を完了する。

 12周目、ホームストレートで暫定7番手を走る周が前を行くダルバラのスリップストリームを使い前に出る。しかしターン1のブレーキングでダルバラが並び順位を戻す。直前に2台は第2シケインで接触しており、一触即発ムードを漂わせながら周回することとなった。

 後方ではデレッダが14周目のターン2でエンツォ・フィッティパルディ(チャロウズ・レーシング・システム)と接触。これが原因でデレッダはマシンにトラブルを抱えてしまいスローダウン。リタイアとなっている。

 タイヤ交換前に見た目上のトップを走っていたピアストリは順調に順位を上げ、暫定トップを走るティクトゥムに肉薄。しかし追い抜きのチャンスが訪れず、20周目にはその差を0.8秒とするも、後方から周が1.0秒と差を縮めることに。

 また21周目にはレース1勝者のテオ・プルシェール(ARTグランプリ)がダルバラを捉えて4番手に浮上。表彰台と大量ポイントが視野に入る。

 その直後、22周目のホームストレートで波乱が。6番手を走行していたローソンが突如スローダウンしピットレーン出口近くにマシンをストップ。3度目のSCが導入された。

 このタイミングで首位を走っていたティクトゥムがピットインしタイヤをソフトに交換、11番手でコースへ復帰する。これでピアストリが見た目上のトップに返り咲き、2番手に周、3番手にプルシェール、4番手にダルバラというオーダーとなった。

 レースは25周目から再開しピアストリは周の動きを牽制。周を意識しすぎたかピアストリはターン1へのブレーキングで左フロントタイヤから白煙を上げる。順位変動は無かったもののタイヤライフに一抹の不安を抱えることに。

 SC解除後に鬼神の走りを見せるのがティクトゥムだ。フレッシュなタイヤを武器にライバルを次々に追い抜き、27周目には4番手のダルバラをパス。29周目のターン1進入でプルシェールを交わし表彰台圏内となる3番手に浮上した。

 その後方ではベント・ビシュカール(トライデント)とデイビッド・ベックマン(カンポス・レーシング)が第1シケインで接触。2台はマシンを大きく破損し、ともにマシンをストップしてしまった。

 これで4度目のSCが導入され、SCのままファイナルラップを消化。ピアストリが今季2勝目をポール・トゥ・ウインで飾った。2位には周、3位はティクトゥム、佐藤はリタイアとなった。

 第6戦は9月24日~26日にロシアのソチで開催される。

■FIA-F2第5戦イタリア フィーチャーレース(決勝レース3) 暫定リザルト
Pos.No.DriverTeamTime/Gap12O.ピアストリプレマ・レーシング30Laps23周冠宇ユニ・ヴィルトゥオーシ1.04335D.ティクトゥムカーリン1.818410T.プルシェールARTグランプリ2.06656J.ダルバラカーリン2.44561R.シュワルツマンプレマ・レーシング2.728711R.フェルシュフォーMPモータースポーツ3.330812L.ツェンデリMPモータースポーツ3.560916R.ニッサニーダムス3.9641017M.アームストロングダムス4.477119C.ルンガーARTグランプリ5.0151214E.フィッティパルディチャロウズ・レーシング・システム8.690134F.ドルゴヴィッチユニ・ヴィルトゥオーシ8.7931422J.ヒューズHWAレースラボ10.1061521R.ボシュングカンポス・レーシング17.0381624B.ビシュカールトライデント2Laps1720D.ベックマンカンポス・レーシング2Laps--7L.ローソンハイテックGPDNF--23A.デレッダHWAレースラボDNF--25佐藤万璃音トライデントDNF--8J.ビップスハイテックGPDNF--15G.サマイアチャロウズ・レーシング・システムDNF

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  • 佐藤、遅すぎる!言い訳できないほど遅い!諦めた方がいい!新しい人にバトンを渡した方がいいよ!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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