誇り高きドイツ車の血統
ドイツは世界で最も多くの自動車を製造している国の1つである。
【画像】ドイツが誇る名車【BMW 2002などを写真で見る】 全91枚
そのため、あらゆるタイプのクルマを集めた素晴らしいバックカタログを有している。ここでは、ドイツが誇る現在と過去の名車を、アルファベット順に紹介する。
アルピナB3
アルピナB3は、BMW 3シリーズの各世代に存在する。E30型3シリーズをベースにしたB3 2.7に始まり、BMWのM3に代わる繊細かつ高性能なモデルという特別な地位を築いてきた。
アルピナがファンの支持を得てきたのは、BMWが行わない3シリーズのアップグレードを担っているからだ。M3ツーリングの不在に失望した人は、すぐにアルピナがB3ツーリングを作ってくれることに気がつくだろう。
アウディ・クワトロ
現代のアウディブランド全体のベースとなった名車。クワトロという名前と4輪駆動システムの伝説は、ラリーへの挑戦がきっかけで生まれた。4輪駆動の原型は軍用トラックにあったのだが、すぐに改良が加えられ、ラリーの舞台と道路で世界を席巻するようになったのである。
アウディR8
初代TT同様、コンセプトカーを市販化したアウディR8。その起源はル・マン・コンセプトにあり、ほとんど変化せず市販化されたように見える。そのドラマチックなスタイルにより、アウディは最も実用的なスーパーカーの座をポルシェ911と争うようになった。
R8 V10は、ランボルギーニ・ガヤルドやウラカンとエンジンを共有している。アウディは2015年に一時的に完全EV仕様のR8 eトロンも発売したが、生産台数は100台に満たなかった。
アウディTT
初代アウディTTは、フォルクスワーゲン・ゴルフ4という地味なモデルをベースにしていながら、そのスタイルでBMW、メルセデス、ポルシェといったライバルを凌駕するクルマだった。1998年末に発売されたTTクーペの前には、購入者の長い行列ができた。高速走行時の不安定さを解消するためにリアスポイラーを追加するというトラブルが発生しても、購入者の熱意は冷めやらなかった。
228psのモデルには4輪駆動システムが標準装備され、182psのモデルにはオプションで用意された。2003年には3.2L V6が登場したが、初代TTがコレクターズモデルとなった今、手に入れたいのは225クーペだ。
ビッターSC
エーリッヒ・ビッターは1969年、オペルのプラットフォームと駆動部品をベースにしたオーダーメイドのクルマを製造する会社を設立。セダン、クーペ、コンバーチブルの3タイプが用意されたハンサムなSCは本格的な成功を収めた。
当初、180psのオペル製3.0Lエンジンはやや物足りなかったが、210psの3.5Lエンジンにチューンアップされ、0-100km/h加速7.6秒、最高速度225km/hを達成した。1979年から1989年にかけての販売台数は458台で、ファーガソンの4輪駆動システムを搭載したモデルもあった。
BMW 2002
1502と1602はBMWの小型セダンを世界に紹介するものだったが、その後のセダン、特に3シリーズの雛形となったのは2002である。最高出力100psの2.0Lエンジンを搭載した2002は、ほとんどのライバルが145km/hを出すのに苦労していた時代に、160km/hを超える最高速度を達成した。
その後、BMWは最高出力130ps、フューエルインジェクション付きで最高速度193km/hを実現した2002tiiを発表。さらに最高出力170ps以上、テールハッピーなハンドリングを実現した希少なターボも登場している。
BMW E30型M3
初代M3は、ドイツが生んだ最高のクルマの1つであるだけでなく、1980年代という時代を定義するのにふさわしいクルマでもある。ブリスターフェンダー、低いスタンス、そして標準的な2ドア車とは全く異なるリアウィンドウを持つ特注モデルだったのだ。
当初、BMWは欧州ツーリングカー選手権への参加資格を得るために5000台の販売を計画していたが、需要に応じて最終的に1万7184台が生産された。中でもスポーツ・エボリューションは、241psの2.5Lエンジンを搭載した究極のE30型M3であり、わずか600台しか製造されていない。
BMW 5シリーズ
BMWの雄である5シリーズは、1972年にE12世代の4気筒モデルでデビューし、その翌年に6気筒モデルが登場した。しかし、5シリーズの決定版と言えるのは、4代目となるE39型である。
あらゆる自動車雑誌の比較テストで勝利を収めたE39型5シリーズは、エントリーモデルの520iから最上級モデルのM5まで、大企業の中間管理職に好まれるモデルとなった。1年間に最大25万台が製造され、累計販売台数は約150万台というヒット作だ。
ボルクヴァルト・イザベラ
ボルクヴァルト・イザベラは、美しく、巧みに設計され、運転が楽しいことから、ランチア・アウレリアに対するドイツの答えといえるだろう。創業者カール・ボルクヴァルトの妻の名を冠し、1954年に登場したイザベラ。合金製シリンダーヘッドを採用した1.5Lエンジンを搭載していた。
その1年後にはクーペが登場し、さらに非常に珍しいカブリオレも加わった。ドイツ国外では一般的ではなかったが、7年間の生産期間中に20万2862台が販売された。
フォード・カプリ
フォード・カプリは、欧州版のマスタングとして英国とドイツで製造された英独合作のクルマである。3世代にわたって約190万台が販売され、大成功を収めた。
最もパワフルな初期モデルはエセックスV6エンジンを搭載し、その名前は英国の地名から取られている。欧州大陸では2.0Lと2.3LのケルンV6が提供された。1971年にはレースのホモロゲーション用に、ドイツ製のケルンV6をベースにRS2600が開発された。
フォード・プーマ
1997年にケルンで発表されたプーマに、フォードは熱を上げた。フィエスタをベースとしながらも、卓越したハンドリングを実現し、1.7Lの軽快なエンジンが楽しさを倍増させている。このエンジンはヤマハの協力のもと、シリンダーヘッドを設計し、高回転と125psの出力を実現した。
30psアップの155psを発揮するエンジンを積んだプーマ・レーシングは、フォードのレーシング部門が開発したハンドリングが特徴であった。
フォード・シエラ
「コスワース」の名が付くものはすぐに注目を集めるが、スタンダードなフォード・シエラは見過ごされがちである。その滑らかなスタイリングはコルティナとは根本的に異なるものだが、メカニズムの類似性は明白だった。ワゴン、セダン、ホットハッチ、4輪駆動車などがラインナップされ、販売台数は344万台となった。
シエラのスタイリングを担当したのは、ルノー・トゥインゴ、メガーヌ、ヴェルサティス、アヴァンタイムを手がけたパトリック・ルケモンである。
メルクス
創業者ハインツ・メルクスは、東ドイツの共産主義政権下で流麗なRS1000クーペを製造し続けた。その功績は大きい。ヴァルトブルクに搭載されていた1.0L 3気筒2サイクルエンジンを使い、101台のRS1000を製造し、さらに同じメカニカルベースを使ってシングルシーターのフォーミュラ・ジュニアも製造している。
1986年に生産を終了したメルクスは、2006年にハインツの息子ペーターによって再興され、2009年から2012年にかけてRS2000を販売している。
メルセデス・ベンツAクラス
初代メルセデスAクラスは、発売当時はどこにでもあるような存在だったが、それゆえいかに重要なクルマであるかが見えづらい。フォード・フォーカスやフォルクスワーゲン・ゴルフに対抗して、メルセデスが初めて小型ハッチバック車に参入したのである。
初代Aクラスは7年間で140万台を販売し、大きな成功を収めた。衝突時に乗員の足腰を守るため、エンジンをキャビンの下に配置するサンドイッチ構造のフロア設計を採用し、高い安全性を実現した。
メルセデス・ベンツEクラス
一時期、メルセデス・ベンツの世界販売台数の5台に1台を占めていたEクラス。現在でも非常に重要なモデルだが、1980年代後半のW124型ほどメルセデスを象徴するモデルはない。その品質と信頼性は伝説的であり、この世代のEクラスが今でも世界中で多く使われている理由でもある。
また、W124をベースにしたクーペやコンバーチブルも登場し、現在も続く「洒落たEクラス」のトレンドを作り出した。
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みんなのコメント
ただそれ故、ハチャメチャ感みたいなのはなくて、運転にスリルを感じたい人には向かないという感じ