10月29日、チャーン・インターナショナル・サーキットでMotoGP第17戦タイGPのMotoGPクラス決勝が行なわれた。優勝はプラマックのホルヘ・マルティンだった。
MotoGPクラスはスプリントレースをホルヘ・マルティンが制し、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とのポイント差を18点に縮小。勢いをつけて決勝に臨んだ。
■ドゥカティ、陣営内の争い巡る憶測に不快感「マルティンにタイトル争って欲しくないという考えは間違っている」
なおスターティンググリッドはそのマルティンがポールポジションを確保。一方でバニャイヤは6番手からのスタートだ。
また決勝日はレースウィークの中でも特に雲の多いコンディションとなっており、MotoGPクラスのレース開始前には一層空が雲に覆われてしまった。上空を心配するチームスタッフもいたが、天候が崩れることなくレーススタート時刻を迎えた。
26周で争われる決勝レースのスタートは、スプリントと同じ様にルカ・マリーニ(VR46)とマルティンの争いとなったが、ターン1で先頭を奪ったのは今回もマルティンだった。またアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)も蹴り出しが良く、2番手に続いた。
スプリントでは序盤の出遅れが響いてしまったバニャイヤだが、まずまずのスタートを決めて5番手の位置で1周目を終了。またスプリントではマルティンが逃げを打つ展開だったが、決勝ではエスパルガロやマリーニ、ブラッド・ビンダー(KTM)、バニャイヤと上位が接近して離されずに食らいついた。
ただ全体的なペースが上がらずに密集した状態の戦いになっていることで、バトルも促進された。その結果バニャイヤがポジションを落とし、5周目で7番手まで後退してしまった。
一方でトップ争いではビンダーが2番手に浮上し、マルティンを追い回して行く。またアレックス・マルケス(グレシーニ)が3番手で彼らを追いかけた。
マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)などとのバトルでポジションを落としていたバニャイヤだが、レース8周目あたりからリズムを取り戻しペースアップ。マルク・マルケスとエスパルガロを処理し5番手に戻ると、10周目にはマリーニとのバトルへ入り、軽々とオーバーテイク。4番手となった。
レース折返しとなる14周目、アレックス・マルケスがターン10で転倒。表彰台圏内を走っていたが、チャンスを失った。一方で彼の転倒でバニャイヤは労せずして3番手に浮上。トップ2台も射程圏内に収めつつあった。4番手のマリーニは1秒ほど遅れており、その後もギャップを詰められずにいたことで表彰台争いからは脱落していった。
しばらくトップグループは膠着状態が続いていたが、残り7周でビンダーが動いた。マルティンにオーバーテイクを仕掛けにいき、残り6周のターン3へのブレーキングで前に出たのだ。ただ若干バイクを止めきれず、マルティンが抜き返し譲らなかった。
ビンダーはその後もチャージし続け、残り5周のターン8でマルティンをオーバーテイク。今度はマルティンを完全に抜ききり、ここでトップが入れ替わった。
すぐにマルティンが反撃できなかったためビンダーがこのまま勝利するかとも思われたが、レースは最後まで激しいバトルが繰り広げられた。
一度2番手に下がったマルティンはチャンスを伺い、残り2周のターン3のブレーキングでビンダーをオーバーテイクし、再びトップへ浮上。しかしビンダーとバニャイヤが真後ろから彼を追いかけた。
残り2周の最終コーナーに向けた直線では、3番手のバニャイヤが前の2人をまとめて追い抜かんと、アウト側のラインから急接近。首位浮上を狙ってオーバーテイクをしかけた。ただマルティンとビンダーに最終コーナー立ち上がりを阻まれ、バニャイヤは3番手に留まった。
そしてラストラップはビンダーがマルティンに迫るもオーバーテイクを仕掛けるまでは至らず。バニャイヤも先程のオーバーテイクを仕掛けた際の失速で前との差が広がりチャンスがなかった。
結果、マルティンが逃げ切りポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を達成。2番手でビンダー、3番手でバニャイヤがフィニッシュした。しかしラストラップにビンダーがトラックリミット違反を犯したことで、1ポジションダウンのペナルティ。2位バニャイヤ、3位ビンダーという結果となった。
チャンピオン争いではマルティンが勝利したことで、バニャイヤとのポイント差を13点まで縮めている。今シーズンは残り3戦となっているが、この2人の争いは最後まで続きそうだ。
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