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44台参加のスーパー耐久公式テストが開催。富士24時間に向けて各車が精力的に周回を重ねる

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44台参加のスーパー耐久公式テストが開催。富士24時間に向けて各車が精力的に周回を重ねる

 4月28日、静岡県の富士スピードウェイでスーパー耐久シリーズ2023の公式テストが開催され、スポーツ走行を挟みながら1時間のセッションが2回と夜間練習走行が行われた。セッション1では中升 ROOKIE AMG GT3、セッション2および夜間練習走行ではDAISHIN MPRacing GT-R GT3が総合トップタイムを記録している。

 2023年シーズン二度目となる今回の富士公式テストは、5月26~28日に開催されるシリーズ第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』に向けたもので、今回は8クラス44台が参加した。テスト当日は朝から晴天に恵まれ、終日ドライコンディションで走行が行われた。

ニッサンZ・レーシングコンセプトがスーパー耐久富士公式テストに登場。ST-Z越えの速さみせる

 FIA-GT3車両が参加するST-Xクラスは、セッション1で今季からメルセデスAMG-GT3でST-Xに参戦する中升 ROOKIE AMG GT3が1分41秒047でトップに立つ。セッション2ではDAISHIN MPRacing GT-R GT3が1分43秒627を記録してトップで終えるも、好調さを披露する中升 ROOKIE AMGが2番手、DENSO LEXUS RC F GT3が3番手に続いている。

 GT4規格車両6台が参加したST-Zの総合トップは、セッション1でシェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVOが記録した1分48秒956となり、2番手にはセッション2で1分50秒586をマークしたBRP★SUNRISE-Blvd718GT4RS、3番手にはREVISION AMG GT4が1分50秒701で続くトップ3になった。Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CSには本山哲も乗り込み、1分51秒128というタイムを記録している。

 そして今回のテストに、ニスモの230号車とTeam HRCの271号車が新たに参加したST-Qは、その230号車ニッサンZが両セッションともクラストップに立ち、1分48秒426というベストタイムをマークしている。Team HRCのCIVIC TYPE R CNF-Rは、ホンダから発表済みの武藤英紀、伊沢拓也、大津弘樹が乗り込み、セッション2で1分56秒866を記録した。

 ST-Qはレギュラー参戦組のORC ROOKIE GR86 CNF concept、Team SDA Engineering BRZ CNF Conceptは走行を重ねているが、MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptはトラブルからセッション2未出走となり、ORC ROOKIE Racingの32号車は、“水素カローラ”ことORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptの修復が間に合わず、第1戦に参戦したGRヤリスで走行を行った。

 ST-1はシーズン中もしのぎを削るシンティアム アップル KTM、D’station Vantage GT8Rの2台がテストに参加。最終的にKTMが1分46秒757で先行するも、D’station Vantageも1分46秒959というベストタイムで、今回も僅差の争いを繰り広げている。

 4台が参加したST-2は、昨年の富士24時間を制しているKTMS GR YARISが1分54秒582というタイムで総合クラストップに。そして2番手には第1戦鈴鹿でクラス優勝を飾っているHonda R&D Challenge FL5が1分57秒296で続き、セッション2では富士24時間のゲストドライバーに決定している野尻智紀もステアリングを握っている。

 こちらも4台が参加したST-3のクラストップには、セッション2で1分55秒246を記録した岡部自動車フェアレディZ34となり、2番手、3番手にはTRACYSPORTS with DELTAのレクサスRC350、ニッサン・フェアレディZニスモRCを使用するraffinee 日産メカニックチャレンジ Zが4番手となった。

 そして今季は大幅に台数が増加しているST-4は、今回のテストでも王者TOM’S SPIRIT GR86が好調さを披露してクラストップで終えると、今季はST-4に戦いの舞台を移したENDLESS GR86が2番手、シェイドレーシング GR86が3番手に続いている。

 最多12台が参加したST-5は、セッション2で2分06秒904を記録したDIXCELアラゴスタNOPROデミオがクラストップでテストを終える。2番手にはYAMATO FIT、3番手にはTHE BRIDE FITという2台のホンダ・フィットが続き、マツダ・ロードスターが4~6番手を占めた。

 なお、日中のテスト終了後には18時30分から2時間の夜間練習走行が実施された。このセッションでは走行を行わない車両もあったものの、走行を行った各マシンは富士24時間レースの本戦に向けて、暗闇に包まれた富士スピードウェイで精力的に周回を重ねた。

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