「交通インフラの整備」置いてけぼり
都市における移動手段を、ルノーが改革しようとしている。それは自動運転車両で、ルノーいわく、街の「未来性の象徴」になるのだとか。EZゴーと銘打ったコンセプトカーが示すのは、2020年代末までに、ドライバーを必要としないクルマが走る市街地の姿の可能性だ。
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2017年に発表した自動運転車のシンビオズ・コンセプトに続き、このEZゴーでルノーは、フォルクスワーゲン・セドリック・コンセプトへの対決姿勢をみせた。ロボットタクシーより多人数が乗車でき、バスより小回りが利く6人乗りで、フォルクスワーゲンのショーモデルと同じく都市交通の問題に取り組むのが狙いである。
「世界の都市は成長を続けていますが、交通インフラの整備はそれに全く追いついていません」と語るのは、ルノー-日産-三菱アライアンスでモビリティサービス部門を取り仕切るクリスチャン・ルドゥーだ。
「このコンセプトがお見せするのは、将来のシェア・モビリティに関するわたしたちの見解です。それは常識にとらわれず、既存の自動車よりもモダニズム建築から多くのインスピレーションを得ています」というのは、パリで開催された事前発表会でのコメントだ。
EZゴーは配車サービスによるロボットタクシーで、そこにはステアリングホイールやダッシュボードなど、見慣れた運転デバイスは存在しない。代わりに車内にはシートがU字型に配置され、乗員同士が顔を合わせて座ることができる。
EZゴー 実際に乗ってみると?
ルノーのチーフデザイナーであるローレンス・ヴァン-デン・アッカーは、このコンセプトカーが「ロンドンタクシーやイエローキャブから直接的な影響を受けたもの」だとしながらも、その運用をより洗練されたかたちに進化させることを目指しているという。
「わたしたちは、より大型のロボタクシーを生み出すことに取り組み始めました。それは黒や黄色のタクシーと同じくらいアイコニックな、しかしそれらよりモダンで洗練された移動手段の表現なのです」
「もし、ライバルのクルマではなくルノーのEZゴーに乗っていただいたなら、そのデザインに魅力を感じていただかなければなりません。そして、いまお見せしているのは、将来的なモビリティにおける、わたしたちのビジョンなのです」
EZゴーが備える大面積のガラスルーフは上下に開閉し、車内外の行き来はフロントから。ヒンジをルーフ上につけたことで、乗員は乗降時に身をかがめる必要がなくなる。車椅子や乳母車でも乗り降りしやすいよう、タラップも備えている。
ヴァン-デン・アッカーが言うには、EZゴーの量産版はフレキシブルなプラットフォームを用いることで、さまざまな都市のニーズに対応できるようになるとか。そのコンポーネンツはルノー/日産/三菱がラインナップする他の自動運転車と共用するといい、その開発コストが、アライアンス2022プランにおける100億ユーロ(約1兆3000億円)の投資には含まれている。「都市に応じて、異なるサイズやデザインを用意することができるでしょう」
電動パワートレインについては、アライアンス内の技術を活かし、ワイヤレス充電も組み込まれると予想される。ルドゥーによれば、走行中でも充電できるインフラさえ整えば、ステーションでの客待ちだけでなく、流しの営業もできるようになるという。
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