元F1ドライバーのジェンソン・バトンは、カルロス・サインツJr.がすぐにチームメイトのシャルル・ルクレールに追いつき、互角の競争を繰り広げるだろうと考えている。
開幕戦バーレーンGPでは、サインツJr.がフェラーリでのキャリアをスタートし、ルクレールからたった8秒差でふたつ後ろの8位でフィニッシュした。ふたりの差は予選では0.5秒強だったが、それはルクレールのフェラーリでの経験から予想された結果だった。
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しかしバトンは、ルクレールとサインツJr.の間には心を捉えられるような戦いが繰り広げられる可能性があると考えている。サインツJr.の技術的フィードバックは、彼と仕事をしたマクラーレンの人々が素晴らしいものだったと評価している。
「カルロスはルクレールにすぐに追いつくだろう」とバトンは『Sky F1』に語った。
「僕はマクラーレンのエンジニアと話をしたが、彼らはサインツJr.が基本的にはエンジニアだと言っていた。彼は非常に知的なアプローチをとり、チームと何時間もかけて緊密な仕事をする」
「それはもちろん素晴らしいことだ。なぜなら彼はSF21から最大のパフォーマンスを引き出すことについて言えば、自分の感情に負けることがないからね」
「彼は無茶なドライビングをしない。それはバーレーンの週末に僕たちが目にしたことだ。彼は素晴らしい人物だ。フェラーリは優れたドライバーペアを誇りにできるだろう」
サインツJr.は最近、ルクレールに最大級の称賛の気持ちを表している。ルクレールが昨シーズンにマシンのパフォーマンスが低いにもかかわらず、結果を出していたからだ。そしてサインツJr.は、自分より若いチームメイトにどのように追いつけるか知りたいと思っている。
「自分がマックス(・フェルスタッペン)やニコ(・ヒュルケンベルグ)、すごく速いランド(・ノリス)といったドライバーたちと対戦してきたことは分かっている。僕にとってはこれまで出会ってきた最速のドライバーのひとりということだ。そして僕は自分が彼らと戦うために何ができるか分かっている」とサインツJr.は『The Race』に語った。
「でも僕はシャルルをすごく尊敬している。特に昨年、彼がこのフェラーリのマシンでやり抜いたことにね。それは誰にとっても印象深いものだった。メディアだけでなく、ドライバーたちにとってもだ。僕たちは彼が土曜日に特別なことをやったと分かっている」
「僕は最速ドライバーのひとりと対決しているから、意欲的になっている。自分がどのようにして彼に追いつくか、自分をどのように改善し、彼から何を学べるか、なぜ彼はあれだけフェラーリのマシンでラップを最大限にまとめ上げて良い結果を出せるのか、そういったことをとても知りたいと思う」
「彼と対戦しないと、なぜ彼があれだけ優れているのか知ることができないからね。だから僕は学びたくてたまらないんだ」
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