レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1第11戦ハンガリーGPの金曜フリー走行で、前戦イギリスGPで大クラッシュを喫した際に使用していたパワーユニット(PU)を実際に使い、今後も使えるかどうかチェックするようだ。
前戦イギリスGP、ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは、タイトルを争うライバルである、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とホイール・トゥ・ホイールのバトルを展開。しかし高速コーナーのコプスで両車が接触。右リヤタイヤにダメージを負ったフェルスタッペンのマシンはコントロールを失ってコースオフし、バリアに激突してしまった。
51Gもの衝撃を受けたフェルスタッペンだったが、幸い大きな怪我はなかった。しかしながら、マシンは大破。チーム代表のクリスチャン・ホーナーによると、その損害は180万ドル(約2億円)に及んだという。
もうひとつ、チームにとって懸念事項だったのが、マシンに搭載されていたPUの状態だ。このPUが今後使用できるかどうかは、今季のタイトルを狙うレッドブル・ホンダとフェルスタッペンにとって、非常に重要となってくるからだ。
2021年のレギュレーションでは各PUコンポーネントについて、エンジン(ICE)やMGU-H、MGU-K、ターボチャージャーはそれぞれ3基、エナジーストアとコントロールエレクトロニクスは2基まで使用できる。
フェルスタッペンはイギリスGPの時点で、全コンポーネントがまだ使用制限基数に達しておらず(エナジーストアとコントロールエレクトロニクスは1基、それ以外は2基使用)、仮にイギリスGPで使っていたPUが使えなくとも、すぐにペナルティを受けることはないだろう。しかし各PUのマイレージを管理する上で、丸々1基のPUが使えなくなるのは大きな痛手となる。
イギリスGPの後、ホンダは衝撃を受けたPUを日本のHRD Sakuraに送り、詳細な調査を行なった。その結果、少なくともハンガリーGPの金曜フリー走行で使用するのに十分な状態であると判断されたという。
F1公式サイトの『formula1.com』は、ホンダのコメントを次のように伝えている。
「PUは徹底的にチェックするため、Sakuraに送り返された。我々はレギュレーションで認められている通り、FIAによる封印を破ることなく、一部のパーツを交換した」
「今週の金曜日にエンジンを使用して、適切なトラックテストを行ない、その後レースエンジンとして使用できるかどうかをより明確に把握できるだろう」
PUに問題がなければ、ホンダはそのPUをプールしておき、機を見て再びレースに投入するだろう。どちらにせよハンガロリンクはパワーに敏感なコースではないため、レッドブルとホンダは今週末のレースで、シーズン最初に使用していたPUに戻すことを選択する可能性がある。
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