ジーリー、ダイムラーの筆頭株主に
中国最大の民営自動車会社は、以前にも市場より安い価格での株式取得を提案し、ダイムラーによって拒否されていた。
名古屋オートトレンド2018 コンパニオン特集(15) 画像50枚
メルセデス・ベンツを保有するダイムラーAGの筆頭株主となったボルボ・カーズのオーナーでもあるジーリー(吉利汽車)だが、いまのところ、さらなる株の買増しをする予定はないようだ。
ジーリーは、これまでの主要株主であるクウェート投資庁、ルノー-日産、三菱の3社アライアンスの保有率を上回る9.69%のダイムラー株を取得して、筆頭株主となった。今回の株式取得にジーリーが投じた金額は、いまの為替で約64億ポンド(9717億7600万円)といわれている。
ジーリーの李書福会長は、声明のなかで「しばらくの間は」ダイムラー株を買い増すつもりはないことを表明している。同会長によれば「企業としてのダイムラーとそのマネージメント体制を維持し、その価値と文化を尊重する」ということだ。
ジーリーにとって、機関投資家がその株式の70.7%を、個人投資家が19.4%を保有しているダイムラーへの投資は、この業界への影響力を保ち続けるドイツブランドが持つエンジニアリングと技術に関する知見を入手するための最短の方法だと専門家はいう。
次なるジーリーの買収先はどんな企業なのだろう?
ジーリーが欲しい、つぎの業種は
ジーリーによるこの動きは、欧州でその名を一躍有名にした2010年のボルボ買収と、2012年のロンドン・タクシー・カンパニーに続く積極的な拡大戦略の一部であり、2016年には新ブランドとしてLynk&Coを立上げ、さらに昨年にはロータスでも筆頭株主となるとともに、プロトンの親会社であるDRB-ハイコムの株式も約半数を取得している。
最近ジーリーは米国発「空飛ぶクルマ」のスタートアップ企業であるテラフージア社も買収しており、2019年に最初のモデルを発売する計画だ。また、EV戦略拡大のためのさらなる買収計画があるのではないかともいわれている。
情報筋によれば、その可能性は十分あり得るとのことだ。
「市場の変革や、世界中の高級車ブランドがこぞってEVのような分野における将来的な投資を検討していること、さらには自動運転やサービスとしての移動といったものを考えると、EVのような新しい製品への顧客の支持を獲得し、新技術をもっとも効率よく活用するために、既に確立したブランドというものは、常に新興メーカーからの興味の対象となり得ます」
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