現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ストイックさはマクラーレン・セナに近い! マクラーレン600LTはもはやサーキット専用車?

ここから本文です

ストイックさはマクラーレン・セナに近い! マクラーレン600LTはもはやサーキット専用車?

掲載 更新
ストイックさはマクラーレン・セナに近い! マクラーレン600LTはもはやサーキット専用車?

注目のスーパースポーツを矢継ぎ早に発表するマクラーレンから、新たなラインナップとして発表されたのは中核のスポーツシリーズでハイエンドとなる600LTだ。その仕上げはもはやサーキット専用にしてもいいレベルだ。

 スーパースポーツカーメーカーのマクラーレンから最新スポーツシリーズ、600LTが発表された。スーパーシリーズの675LTにも採用された、車名の“LT”とはロングテールのことでマクラーレンにとって伝説的なモデル、F1 GTRにも由来する高性能グレードに冠せられる名称である。

フォルクスワーゲンはEVもやっている! e-ゴルフにちょい乗り

 600LTのキャラクターはひと言で言って“サーキット志向”。最新アルティメットシリーズとして登場したセナと同様に、エンジンの高出力化や軽量化、エアロダイナミクスの先鋭化、サーキット向けのハイグリップタイヤ装着など速さを求める姿勢は徹底している。

 エンジンは全スポーツシリーズに共通する3.8ℓV8だが、最高出力と最大トルクは570Sの570psと600Nmからさらに上乗せされ、600psと620Nmに達した。

 だが、何よりこの600LTのキャラクターを決定づけているのは、新フロント・スプリッターや大型リアスポイラーなどのエアロダイナミクスである。スポーツシリーズだから、スーパーシリーズのようなアクティブリアウイングではなく固定式となるが、ダウンフォースの強化によるコーナリング性能の向上は間違いない。

 さらにリアディフューザーの形状を高効率化できたのはテールエンドパイプを、セナと同様に上方排気としたことだ。これはもちろんエアロダイナミクスに有利だが、パイプ長を低減することで約13kgもの軽量化にも貢献した。なお、このエンドパイプの形状を実現するために、テールエンドは74mm延長されていることが、車名のLTの由来になっていることは言うまでもない。

 軽量化は徹底している。もともと全車、軽量なカーボンモノコックを採用するマクラーレンだが、この600LTでも同様だ。さらにボディパネルのアルミをCFRP製に置き換え、ダブルウイッシュボーン、アップライト、アンチロールバーを専用品に替え、エアコンやオーディオなどの快適装備を省き、薄板ガラスを採用するなど涙ぐましい努力の甲斐あって、合計して82.5kgも軽量化できたという。なおエアコンのレスオプションは現時点で1台のみという。

 軽量化はもちろん室内にもおよび、セナ用に開発された超軽量カーボンシートも選択可能だし、これもセナ同様のカーボン製フロントフェンダーもオプションで選べる。これらの軽量化パッケージを装着すると、乾燥重量で1247kgと驚異的である。ちなみにタイヤはセナと同様のピレリ・トロフェオRを採用しており、サーキット走行性能の高さをかさ上げしている。

 600LTの生産は2018年10月から1年間のみ。生産台数はその期間どれだけ生産できるかにかかっている。価格は2999万9000円となっている。

こんな記事も読まれています

マツダ 新型EV2車種を北京モーターショー2024で初公開 今年度中に市場投入も 「EZ-6」/「アラタ」
マツダ 新型EV2車種を北京モーターショー2024で初公開 今年度中に市場投入も 「EZ-6」/「アラタ」
AUTOCAR JAPAN
トヨタEVの新型車「bZ3C」/「bZ3X」 北京モーターショー2024で世界初公開 知能化/電動化/多様化
トヨタEVの新型車「bZ3C」/「bZ3X」 北京モーターショー2024で世界初公開 知能化/電動化/多様化
AUTOCAR JAPAN
”日本とちょっと異なる動き” ホンダ「e:NP2」/「e:NS2」 北京モーターショー2024でEV発表
”日本とちょっと異なる動き” ホンダ「e:NP2」/「e:NS2」 北京モーターショー2024でEV発表
AUTOCAR JAPAN
邪道とされた4シーターモデルが人気爆発!! ロータスに異端児「エラン+2」って知っている?
邪道とされた4シーターモデルが人気爆発!! ロータスに異端児「エラン+2」って知っている?
ベストカーWeb
まわりを巻き込む可能性もあるからヤメてくれ! 元教習所教官が語る「よく見かける」危険運転3つ
まわりを巻き込む可能性もあるからヤメてくれ! 元教習所教官が語る「よく見かける」危険運転3つ
WEB CARTOP
日産、バイドゥと協業 生成AIを用いた新機能を共同開発
日産、バイドゥと協業 生成AIを用いた新機能を共同開発
日刊自動車新聞
MotoGP、来シーズンからロゴを刷新へ。11月に新バージョンをお披露目予定
MotoGP、来シーズンからロゴを刷新へ。11月に新バージョンをお披露目予定
motorsport.com 日本版
RAYS FAN MEETING2024は圧巻の800台エントリー! 新製品も続々と注目のホイールデザインを初展示
RAYS FAN MEETING2024は圧巻の800台エントリー! 新製品も続々と注目のホイールデザインを初展示
レスポンス
ランドローバー、レンジローバー2025モデルの概要を発表
ランドローバー、レンジローバー2025モデルの概要を発表
月刊自家用車WEB
F1コミッション、ポイントシステム変更についての決定を延期。今季スペインGPでの新リヤカメラ導入では合意
F1コミッション、ポイントシステム変更についての決定を延期。今季スペインGPでの新リヤカメラ導入では合意
AUTOSPORT web
ラリー仕様の初代アルピーヌA110を手懐けてみた 求められるは「勇敢さ」 歴史アーカイブ
ラリー仕様の初代アルピーヌA110を手懐けてみた 求められるは「勇敢さ」 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
【MotoGP】ヤマハ、カル・クラッチローによる3回のワイルドカード参戦を発表。イタリア、イギリス、サンマリノを予定
【MotoGP】ヤマハ、カル・クラッチローによる3回のワイルドカード参戦を発表。イタリア、イギリス、サンマリノを予定
motorsport.com 日本版
ホンダ「新型ミニバン」! 斬新「対面シート」&窓なしテールの「次期型オデッセイ」!? “超開放空間”実現の「スペースハブ」実現性は?
ホンダ「新型ミニバン」! 斬新「対面シート」&窓なしテールの「次期型オデッセイ」!? “超開放空間”実現の「スペースハブ」実現性は?
くるまのニュース
ランボルギーニのSUV『ウルス』に800馬力のPHEV登場…北京モーターショー2024
ランボルギーニのSUV『ウルス』に800馬力のPHEV登場…北京モーターショー2024
レスポンス
タフでおしゃれなアウトドア派クロスオーバー スマート「#5」初公開 年内市販化予定
タフでおしゃれなアウトドア派クロスオーバー スマート「#5」初公開 年内市販化予定
AUTOCAR JAPAN
もしや新型CX-5か!?  パキパキボディがイイね!!  しかもディーゼル廃止で全車電動化か!?【北京ショー】
もしや新型CX-5か!?  パキパキボディがイイね!!  しかもディーゼル廃止で全車電動化か!?【北京ショー】
ベストカーWeb
日産R35「GT-R」にコスパに優れた本格派ブレーキローターが誕生! 12ミリと14ミリのハブボルトに対応したスグレモノでした
日産R35「GT-R」にコスパに優れた本格派ブレーキローターが誕生! 12ミリと14ミリのハブボルトに対応したスグレモノでした
Auto Messe Web
トヨタ、テンセントと提携 AI技術生かしたサービス提供
トヨタ、テンセントと提携 AI技術生かしたサービス提供
日刊自動車新聞

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2999.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2390.02900.0万円

中古車を検索
600LTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2999.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2390.02900.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村