導入グレードはルビコン
昨年末から受注が開始されているジープのピックアップモデル「グラディエーター」が日本初公開された。
ジープの本格オフローダー「ラングラー」にとって、北米に次ぐ2番目に大きな市場がこの日本。
それだけに正式な初披露となったジャパンキャンピングカーショー2022(千葉県・幕張メッセ)の会場には、FCAジャパンのポンタス・へグストロム代表取締役社長兼CEO自らが登壇し、ジープの新たな選択肢を紹介した。
「インポーターとしてピックアップを導入するのは日本初」のことで、「その可能性をフルに使いきれるか、あなたのライフスタイルに挑戦するクルマです」
現車を実際にみることなく、すでに200台以上の注文が入っているという注目モデル。既報の通り、日本導入モデルは最上級・最強グレードのルビコンとなる。
どんな道も怖くない?
グラディエーター・ルビコンは、前後デフロック機構や、悪路走行時にサスペンションストローク量を増加させる電子制御式フロント・スウェイバー・ディスコネクトシステムを採用。
これに加えて、極低速走行を可能にする専用ローギア付きロックトラック・フルタイム4×4などで走破性の向上が図られている。
また、前方に設置されたカメラによりフロント下部の映像を映し出すオフロードカメラや、FOX製パフォーマンスショックアブソーバーも装備した。
ピックアップスタイルのボディは乗車定員5名のダブルキャブとなり、最大積載量は250kgに達する。
搭載されるエンジンは、284psを発揮する3604cc V型6気筒。組み合わされるトランスミッションは8速ATだ。
オプション/価格について
ラングラー同様に、ルーフやドアは取外し可能なので、体中に日差しを浴びて風を受けながら走ることだってできる。
日本初披露として展示されたモデルには、オープン可能なソフトトップとなるサンライダー・フリップトップ、チューブステップ、荷台用レールシステム、バイシクルキャリア、オールウェザーフロアマット、引き出し型収納システム、荷台用クロスレールキットなどのオプションが装備されていた。
オプションリストはまだ未定ということだが、これを見る限り充実したものになるだろう。
グラディエーター・ルビコンの日本価格は770万円で、パールコート塗装車は775万5000円となっている。
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