●文:月刊自家用車編集部(ハラ)
【XVオーナーは乗り換えるべきか?】 スバル・クロストレック(新型)VSスバルXV(従来型) 先取り比較
グレードによって納期はまちまち。PHEVのZは相当待ちそうだ
トヨタ
RAV4
X(ガソリン車 2WD)293万8000円
X(ガソリン車 4WD)316万9000円
G(ガソリン車 4WD)366万6000円
Adventure(ガソリン車 4WD)368万4000円
G ”Z package”(ガソリン車 4WD)383万6000円
X(ハイブリッド車 2WD)353万8000円
X(ハイブリッド車 E-Four)379万1000円
G(ハイブリッド車 E-Four)430万4000円
Adventure(ハイブリッド車 E-Four)430万3000円
Z(プラグインハイブリッド車 E-Four)563万3000円
・最新購入情報
車両本体目標値引き額:23万円
リセール予想:B+
納期の目安:4か月以上
2022年10月に実施された最新改良時にグレード体系の見直しを実施。これまで別モデル扱いだったRAV4 PHVは、RAV4の最上位グレードZ(PHEV車)として設定されている。
2022年12月初頭の時点ではPHEV車のZの納期はかなり厳しい状態(オーダーストップ)だが、ガソリン車や一部のハイブリッド車の納期は4か月~が目安。グレードや装備仕様によって納期の長さは大きいが、トヨタSUVの中では納期の見通しがしっかりとしている。改良時に設定された特別仕様車のAdventure“OFFROAD package II”で半年程度が目安だ。
―― 最新改良時にグレード体系を再編。パワートレーンが2Lガソリン車、2.5Lハイブリッド車、2.5Lプラグインハイブリッド車の3つになった。
【グレード選び】性能と価格のバランスに優れるガソリン車がベストバイ
パワートレーンは3タイプ選べるが、動力性能はもちろん、価格帯の差もかなり大きい。
ガソリン車は、2Lエンジン(171PS/21.1kg・m)を搭載。設計年次が新しいダイナミックフォースエンジン+ダイレクトシフトCVTが採用されたこともあって、燃費性能(15.2km/L~【WLTC総合モード燃費】)に優れる美点を持つ。
ハイブリッド車は2.5Lエンジン(178PS/22.5kg・m)+モーター(88kW/202Nm【フロント】)の組み合わせ。2WD車はシングルモーターだが、リヤにもモーター(40kW/121Nm【リヤ】)を備えるE-Four車はツインモーター仕様になる。燃費性能は20.3km/L~(WLTC総合モード燃費)とミドルSUVのハイブリッド勢の中ではバランスの良さが光る。
プラグインハイブリッド車のZは4WD車のみの設定。2.5Lエンジン(177PS/22.3kg・m)+ツインモーター(134kW/270Nm【フロント】40kW/121Nm【リヤ】)と、最上級グレードにふさわしい高性能が与えられた仕様だ。満充電状態でのEV走行可能距離は95km(プラグインレンジ、国土交通省審査値)と、EVとしての使い勝手もなかなか良好だ。
性能と価格のバランスを重視するならば、ガソリン車の方が魅力が高い。
絶対的な速さや全開加速時のパワフル感などはハイブリッド車には及ばないが、最新シャシーとメカニズムの恩恵は大きく、走りの実力はクラストップレベル。低中速域で扱いやすい特性が与えられたことで出足もなかなか鋭く、それでいてゆったりと流す走り方では燃費もしっかりと伸びていってくれる。ガソリン車=廉価仕様には当てはまらないといっていい。これで十分と感じるユーザーも多いはずだ。
Xはディスプレイオーディオのサイズが小さかったり、マニュアルシートだったりと利便機能が少し簡略化されているが、その上のGになると約50万円高となってしまう。RAV4の実用性の高さやコスパの良さを重視するならば、Xに必要なOPを追加していくのがいいだろう。
ちなみにハイブリッド車は、ガソリン車の約60万円高。燃費も含めた性能向上に十分見合う設定といえるが、XのE-Four車を選んでも400万円に迫る価格になってしまう。ガソリン車のコスパの良さと比べると、どうしても割高にも感じてしまう。その傾向がさらに強まるのがPHEV車で、装備や内装加飾が上級仕立てになるとはいえ、563万3000円(Z)という価格は手が出しにくいだろう。
―― 最新改良時に追加された特別仕様車「Adventure“OFFROAD package II”」
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みんなのコメント
特にトヨタ日産の一番下のグレードは見劣りがすごいですね。
いつも価格で誘き寄せる撒き餌さみたいな感じで見ています。
あの装備比較一覧は毒ですが、買う方々はほとんど真ん中から上を選ぶでしょうね。