50~60年代を彷彿させるスタイルと高性能
フェラーリは、イタリアのローマで、新型クーペモデルの「Roma(ローマ)」を発表。3855cc・V8ターボエンジンをフロントミッドシップ・レイアウトで搭載するこの新型は、レトロな雰囲気さえ漂う洗練されたプロポーションを持ちつつも、620psを発揮する比類なきパフォーマンスなどを合わせ持つ高級ラグジュアリーモデルだ。 ローマの一番の特徴は、やはりそのエレガンスなデザインだろう。フェラーリのデザイン部門「フェラーリ・スタイリング・センター」が手掛けたそのフォルムは、1950~1960年代のイタリア首都ローマの雰囲気をイメージしたものだ。
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フェラーリいわく、「余分なディテールはすべて取り除いた」というシンプルなスタイルながら、流麗さやボリューム感もしっかりと融合。美しいデザインで世界中の人々を虜にする、伝統的な「メイド・イン・イタリア」の工芸品や革製品などを彷彿とさせる秀逸なエクステリアだ。
リヤウインドウに組み込まれた可動式リヤスポイラーも注目だ。これは、停車時や市街地などを流して走行する際には、エレガントなスタイルを損なわないように格納されている。だが、ドライバーがサーキットなどで“その気に”なり、高速走行をすると自動で展開し、ローマの卓越した走行パーフォーマンスに不可欠なダウンフォースを確保することを可能としている。
重量配分50:50を実現するフロントミッドシップ
フェラーリは、このモデルを「+2クーペ」と呼ぶ。これは、狭いため短距離にしか使えないが、後席が一応用意されているからだ。後席スペースは犠牲になっているが、その代わりに620cv(ps)を発揮する3855ccV8ターボエンジンを、いわゆるフロントミッドシップのレイアウトで搭載。これにより、スポーツカーとして理想的な前後重量配分50対50を実現し、比類なきハンドリング性能を発揮する。
また、フェラーリ初のハイブリッドモデルであるSF90ストラダーレにも採用した、新開発の8速DCT(トランスミッション)も搭載。燃料消費量やエミッションの低減に加え、クイックかつスムーズなシフトチェンジを可能としている。
インテリアは左右対称のデュアルコックピットデザインを採用。ドライバーのみならずパッセンジャーの快適性も両立したシンメトリカルな構造とし、ダッシュボードからリヤシートまで大きく包み込まれるような空間を実現している。
上質でエレガントなクーペでながら、そのパフォーマンスはまさに「リアルスポーツカー」だ。車重は1472kgと軽量で、パワーウェイトレシオは2.37kg/cv。メーカーが発表する最高速度は320km/h以上、0-100km加速が3.4秒、0-200km加速は9.3秒。ただの高級クーペではない高性能さは、まさに「スーパーカーの代名詞」フェラーリらしさの現れだといえるだろう。
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