ハースはF1サンパウロGP初日の朝、ケビン・マグヌッセンが体調不良によってF1サンパウロGPのフリー走行とスプリントイベントを欠場することになったと発表。来季ハースからのF1フル参戦が決まっているリザーブドライバーのオリバー・ベアマンが代役を務めることとなった。
「ケビン・マグヌッセンは体調不良のため、金曜日に行なわれるサンパウロGPのコース走行には参加しない」
■ハース小松代表が語る、オリバー・ベアマンの光る資質。代役参戦で見せた「成熟ぶり」と「冷静さ」
ハースは声明でそう発表した。
「公式リザーブドライバーのオリバー・ベアマンがドライビングを担当する。チームはケビンの早期回復を願っており、追って続報を発表する予定だ」
サンパウロGPはスプリントフォーマットでの開催のため、マグヌッセンは初日のフリー走行1回目とスプリント予選を欠場することとなる。それにより、ベアマンは2日目午前のF1スプリントでもハースのマシンを走らせることになる。
またマグヌッセンが2日目午後の決勝用の予選に間に合うかどうかは不明。体調が回復すれば、再びマシンに乗り込むことができるはずだ。
FIAは声明を通じて、今回の対応について次のように説明した。
「FIA F1スポーティングレギュレーション第32条2項に従い、スチュワードはケビン・マグヌッセンの代わりにカーナンバー50のオリバー・ベアマンが2024年サンパウロGPに出場することを認める」
「50号車のドライバーは、FIA F1スポーティングレギュレーション第32条5項の規則により、本来のドライバーであるケビン・マグヌッセンに割り当てられたエンジン、ギヤボックス、タイヤを使用することが求められる」
いずれにせよ、サンパウロGPのF1スプリントはベアマンにとって3度目、ハースでは2度目のF1レース出走となる。
フェラーリ育成プログラムに所属するベアマンは、今年のサウジアラビアGPで、虫垂炎を患ったカルロス・サインツJr.の代役としてF1デビュー。その後、ペナルティポイント超過によって1戦出場停止となったマグヌッセンの代わりとしてアゼルバイジャンGPに出走していた。
既にベアマンは来季ハースからF1フル参戦を果たすことが決まっており、2025年はエステバン・オコン(現アルピーヌ)とコンビを組むこととなる。
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