現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > アウディ、高性能EV『SQ8スポーツバックe-tron』を導入。電動トルクベクタリング機構を搭載

ここから本文です

アウディ、高性能EV『SQ8スポーツバックe-tron』を導入。電動トルクベクタリング機構を搭載

掲載
アウディ、高性能EV『SQ8スポーツバックe-tron』を導入。電動トルクベクタリング機構を搭載

 電動化戦略『Vorsprung 2030』により、この2026年以降に新たに発表するモデルはすべて電気自動車に転換する計画のアウディが、旗艦EVクーペSUV『Q8』のラインアップで最高峰に位置するスポーツグレード『SQ8スポーツバックe-tron』を導入。合計3基の電気モーターによる“電動トルクベクタリング機構”も搭載し、12月19日より販売が開始されている。

 ベースモデルに対し、より高性能なパワーユニットと伝統の4輪駆動技術である“quattro(クワトロ)”により、ダイナミックな走りを実現する“S”の称号を持つ同車は、フロント1基、リヤ2基、合計3基の電気モーターを搭載し、フルEVらしい力強くしなやかな走行性能を実現する。

アウディ初EV登場から3年。進化し続ける最新“Q”の完成度の高さ /Q8 55 e-tron試乗

 最高出力370kW(約503PS)、最大トルク973Nmの圧倒的数値により、0-100km/h加速はわずか4.5秒(メーカー測定値)の性能を誇り、総電力量114kWh(先代比+19kWh:正味エネルギー容量106kWh)により余裕ある一充電走行距離482km (先代比+67km/WLTCモード)を達成している。

 そのフロントモーターの出力は最大157kWとなり、2基のリヤモーターはそれぞれ138kWの出力を誇り、通常走行時はリヤモーターのみが作動。素早い加速が必要な場面や、滑りやすい路面状況ではフロントモーターのトルクが加勢する。またリヤモーターは左右独立した制御を可能とし、コーナリング時には左右輪のトルクを変えることで旋回性能を向上させる“電動トルクベクタリング機構”も備える。

 またバッテリーの総容量に対して使用可能な正味エネルギー容量を増加させ、さらに空力性能やモーターの効率アップすることにより一充電走行距離も向上。先代モデルに搭載されたバッテリーの製造工程で生まれる電極材の隙間を、スタッキング方式と呼ばれる折り重ねて配置する方法に見直し、隙間を極力なくすとともにセル内の化学物質の配合を変更した。

 これによりバッテリー寸法やモジュール数を変更することなくエネルギー密度が向上し、容量が増加すると同時にCHAdeMO(チャデモ)規格の150kWまでの急速充電に対応するため、短時間での充電を可能としている。

 エクステリアは標準モデルよりホイールアーチを拡大するとともに、高性能“S”モデル専用デザインの前後バンパーや5Vスポークデザインの20インチアルミホイールなどでダイナミックさを強調。またシルバーのフロントバンパーリップ、シングルフレーム、ドアインサート、ディフューザー、ミラーハウジングがSモデルのスポーティな個性をさらに強調する。

 一方のインテリアも精悍なブラックを基調とし、ダイヤモンドステッチを施したSロゴ付きバルコナレザースポーツシートや、マットブラッシュトアルミニウムのダーク・デコラティブパネル、S専用ビューを備えたバーチャルコックピットプラスなどのほか、16スピーカーを備えたバング&オルフセンの3Dサウンドシステムにパワークロージングドアなどを標準装備とした。

 また、シートベルトバックルカバーにはケミカルリサイクルと呼ばれる革新的なプロセスにより、自動車の混合プラスチック廃棄物をアップサイクルする強度に優れた素材を採用。使用される資源の量を削減し、効率的かつ持続可能なクローズドループを確立している。

 グループ内のフォルクスワーゲンやポルシェなどと協調する“プレミアム・チャージング・アライアンス”の一環として、すでにアウディe-tronの86店舗に設置されている50kW-90kW急速充電器を、この『SQ8スポーツバックe-tron』が対応する150kW急速充電器へアップグレードする作業も進められており、全車右ハンドル仕様の価格は1492万円(税込)となっている。

Audiコミュニケーションセンター・フリーダイヤル:0120-598106

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スライドドア採用! ホンダの「2ドア“MR”ハッチバック」がスゴイ! まさかのミッドシップでめちゃ楽しそうな「ステップ“バス”」とは
スライドドア採用! ホンダの「2ドア“MR”ハッチバック」がスゴイ! まさかのミッドシップでめちゃ楽しそうな「ステップ“バス”」とは
くるまのニュース
ホンダ『S660』用HKSインタークーラーキットがリニューアル、ブラックメッシュホース使用で軽量化
ホンダ『S660』用HKSインタークーラーキットがリニューアル、ブラックメッシュホース使用で軽量化
レスポンス
NY発ファッションブランドが本気のカスタマイズ!「エメ レオン ドレ」流ポルシェが「鮮烈」デビュー
NY発ファッションブランドが本気のカスタマイズ!「エメ レオン ドレ」流ポルシェが「鮮烈」デビュー
Webモーターマガジン
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
THE EV TIMES
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
LE VOLANT CARSMEET WEB
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
くるまのニュース
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
レスポンス
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
レスポンス
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
AUTOSPORT web
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
くるまのニュース
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
motorsport.com 日本版
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
ベストカーWeb
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
AUTOSPORT web
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
motorsport.com 日本版
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
motorsport.com 日本版
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
Merkmal
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
レスポンス
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
乗りものニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村