現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 【インディカー】アイオワ・レース1:パジェノーが最後尾から大逆転! 佐藤琢磨は一時首位快走も10位

ここから本文です

【インディカー】アイオワ・レース1:パジェノーが最後尾から大逆転! 佐藤琢磨は一時首位快走も10位

掲載 1
【インディカー】アイオワ・レース1:パジェノーが最後尾から大逆転! 佐藤琢磨は一時首位快走も10位

 インディカー第5戦、アイオワでのダブルヘッダー1戦目は、最後尾スタートのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が展開にも恵まれ、逆転で優勝を飾った。

 ショートオーバルでのダブルヘッダーとなる今回のレース。予選はアタック1周目のタイムでレース1、アタック2周目のタイムでレース2のグリッドを決めるという変則的な形となった。

■またも追い上げ展開で8位。佐藤琢磨「理想的ではないが、徐々に良くなってきている」

 レース1はコナー・デイリー(カーリン)がポールポジションを獲得。チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワーが続いた。

 スタートではデイリーがトップをキープし一時は2秒ほどまでリードを広げたものの、ペースはニューガーデンの方が上。なんなくオーバーテイクを決めてニューガーデンがトップに立ち、デイリーにはパワーも接近した。

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は6番手スタートからポジションキープした。トップから離されずに周回を重ねると、46周を走り終えたところでいち早くピットインし、ハイペースで追い上げを始めた。

 1周20秒弱のショートオーバルでは、通常のピットインで2周遅れとなってしまう。しかし佐藤は、タイヤの性能劣化でペースを落とす他車を続々とオーバーテイクしていった。

 パワーがデイリーを交わし、ペンスキーがワンツー体制に。70周経過を前にニューガーデンとパワーが相次いでピットイン。しかし、コースに復帰した彼らの前に、佐藤が躍り出た。

 全車が最初のピットインを済ませると、佐藤がトップに。その後も、早めにピットインした影響を感じさせず、トップを快走した。

 佐藤は首位をキープしたまま、127周を走ったところでピットイン。しかし右リヤタイヤの交換に時間がかかり、一足先にピットインしていたマクラーレンのパトリシオ・オワード、オリバー・アスキューの2台に先行を許してしまった。

 その後、ペンスキー勢もピットイン。しかし、パワーの左フロントタイヤは固定が不十分だったようで、コーナリング中にホイールが脱落。パワーはなす術なくクラッシュしてしまい、最初のコーションの原因となってしまった。

 この時点で、首位を走っていたのはシモン・パジェノー(ペンスキー)。エンジントラブルで予選を走れず、最後尾スタートながら粘り強くポジションを上げ、ピットイン前のパワーをオーバーテイクしていた。

 パジェノーはコーション中にピット作業を実施。すでにピットを済ませた他のマシンに対して優位に立った。

 156周目にレース再開の態勢が整うが、リスタートが延期に。しかし、無線連絡が遅れたコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー)が加速してしまい、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター)と追突。さらにコーションが長引くことになった。

 結局、レース再開は171周目。タイヤの性能劣化という点で、コーション中にピット作業を行なったマシンがフィニッシュまで走り切るのかどうか、微妙なタイミングでのリスタートとなった。

 タイヤが新しいパジェノーは、佐藤やアスキュー、オワードを相次いでオーバーテイク。首位に立つとリードを広げていった。佐藤はその後もポジションを落とし6番手まで後退した。

 マクラーレンの2台と佐藤は194周を終えたところで最後のピットストップ。フレッシュなタイヤで前を追った。

 3番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)がタイヤに苦しみペースを落とす中、パジェノーはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)に追いつかれバトルを展開。しかしパジェノーは意地のディフェンスでポジションを守った。

 結局、パジェノーは首位を譲らずトップチェッカー。ディクソンが2位となった。3位には終盤に猛然と追い上げたルーキーのアスキューが入り、オワードも4位となっている。ロッシは3位をキープできず、ニューガーデンにも抜かれ6位となった。

 佐藤はトラフィックの中でマクラーレン勢のようにポジションを上げていけず10位。それでも4レース連続のトップ10フィニッシュとなった。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

F1ドメニカリCEO、隔年開催でのイモラGP存続を示唆。一方イタリアGPの舞台モンツァは近代化がレギュラー残留の条件に?
F1ドメニカリCEO、隔年開催でのイモラGP存続を示唆。一方イタリアGPの舞台モンツァは近代化がレギュラー残留の条件に?
motorsport.com 日本版
高速料金がオトクになるETC割が販売中  “かなり使える”とウワサの「ウィンターパス2025」はどのくらいオトク?使い方とは
高速料金がオトクになるETC割が販売中 “かなり使える”とウワサの「ウィンターパス2025」はどのくらいオトク?使い方とは
VAGUE
ホンダ「プレリュード」復活へ! 世界初の「足回りシステム」&日本初の「ブレーキ」や「電動ユニット」採用! 歴代“スペシャルティカー”を支えてきた革新的技術とは?
ホンダ「プレリュード」復活へ! 世界初の「足回りシステム」&日本初の「ブレーキ」や「電動ユニット」採用! 歴代“スペシャルティカー”を支えてきた革新的技術とは?
くるまのニュース
東南アジア タイ北部地域を自転車で走る どんな道? 交通状況は?
東南アジア タイ北部地域を自転車で走る どんな道? 交通状況は?
バイクのニュース
アルピーヌがコラピントとリザーブドライバー契約か。高まるドゥーハンへのプレッシャー
アルピーヌがコラピントとリザーブドライバー契約か。高まるドゥーハンへのプレッシャー
AUTOSPORT web
新車はいいけど高い! 「パサートヴァリアント」は100万円台で買えるいっこ前のモデルが買いなんじゃないか説!!!
新車はいいけど高い! 「パサートヴァリアント」は100万円台で買えるいっこ前のモデルが買いなんじゃないか説!!!
ベストカーWeb
【先着順で50台限定】旅やアウトドアの相棒に ルノー・カングー・リミテ 5つの特別装備で登場
【先着順で50台限定】旅やアウトドアの相棒に ルノー・カングー・リミテ 5つの特別装備で登場
AUTOCAR JAPAN
赤い丸の「JSOロゴ」は、「SUNOCO」ブランドを持つ日本サン石油の新しいカンパニーロゴ!  
赤い丸の「JSOロゴ」は、「SUNOCO」ブランドを持つ日本サン石油の新しいカンパニーロゴ!  
モーサイ
「クルマの免許で乗れる1800ccハーレー」純正トライクの2025年モデルが発表! オーダーで工場オプションカラーも選択可能に
「クルマの免許で乗れる1800ccハーレー」純正トライクの2025年モデルが発表! オーダーで工場オプションカラーも選択可能に
モーサイ
【ドライブグルメ】首都高・市川PA(西行き)で働く人と観光の人、2大人気グルメを味わう
【ドライブグルメ】首都高・市川PA(西行き)で働く人と観光の人、2大人気グルメを味わう
Webモーターマガジン
イゴール・フラガ、PONOS NAKAJIMA RACINGからスーパーフォーミュラ参戦決定。スリーボンドは三宅淳詞が続投
イゴール・フラガ、PONOS NAKAJIMA RACINGからスーパーフォーミュラ参戦決定。スリーボンドは三宅淳詞が続投
motorsport.com 日本版
ベストセラーMPV ルノーカングーにオリジナルフォールディングバイクがついた限定車「ルノー カングー リミテ」が登場
ベストセラーMPV ルノーカングーにオリジナルフォールディングバイクがついた限定車「ルノー カングー リミテ」が登場
AutoBild Japan
EVオーナーの92%が「エンジン車」にもう戻らないワケ! 「世界2万3000人調査」で明らかになった満足度&課題とは?
EVオーナーの92%が「エンジン車」にもう戻らないワケ! 「世界2万3000人調査」で明らかになった満足度&課題とは?
Merkmal
名古屋の「環状2号」整備どこまで進んだ? 名二環に並行して残り3区間が工事中 名鉄の高架化も影響
名古屋の「環状2号」整備どこまで進んだ? 名二環に並行して残り3区間が工事中 名鉄の高架化も影響
乗りものニュース
【CG】トヨタ「新型カムリ」を大胆予想! 斬新フェイス&流麗ボディが超カッコイイ! もはやスポーツカーな新モデルCGがスゴイ
【CG】トヨタ「新型カムリ」を大胆予想! 斬新フェイス&流麗ボディが超カッコイイ! もはやスポーツカーな新モデルCGがスゴイ
くるまのニュース
F1での2年目を終え成長を実感するピアストリ。一方で将来のタイトル争いに向け「もう少しまとめることが必要」と認める
F1での2年目を終え成長を実感するピアストリ。一方で将来のタイトル争いに向け「もう少しまとめることが必要」と認める
AUTOSPORT web
JBL、高性能8チャンネル車載アンプ「Club A758」発表…CES 2025
JBL、高性能8チャンネル車載アンプ「Club A758」発表…CES 2025
レスポンス
【インタビュー】ブランド戦略からBEVの未来まで、メルセデス・ベンツ日本 社長 兼 CEOのゲルティンガー氏が描くビジョンとは?
【インタビュー】ブランド戦略からBEVの未来まで、メルセデス・ベンツ日本 社長 兼 CEOのゲルティンガー氏が描くビジョンとは?
LE VOLANT CARSMEET WEB

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村