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ボルボ 新型SUV「EX30」年内発表か 若いユーザー向けの次世代コンパクトEV

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ボルボ 新型SUV「EX30」年内発表か 若いユーザー向けの次世代コンパクトEV

若者向けの電動SUV まもなくデビューか

ボルボは近々、EV専用車のコンパクト・クロスオーバー「EX30(仮称)」を発表する見込みだ。新しいデザイン要素と技術を採り入れ、若年層の獲得を目指す。

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10月の販売が開始される予定のEX30は、既存のボルボXC40リチャージとC40より小型のエントリーモデル。新しいSEAプラットフォームを使用すると予想される。

ボルボは先月、大型電動SUVのEX90の発表会で、新たなクロスオーバーの投入を予告していたが、車名や詳細についてはまだ明かされていない。同社は「EX30」という名称を登録しており、エントリーモデルとなる新型車の位置づけを考えると、車名に選ばれる可能性が高い。

EX90の発表会で、ボルボのジム・ローワンCEOは、このモデルが「初めてクルマを購入する人のための街乗り車」を目指したものになると示唆した。彼は特にZ世代(1990年代後半から2000年代前半に生まれた人々)にアピールする必要性を挙げ、「これまで、そのような若い層にはあまり語りかけてきませんでした。わたし達は、その方向に向かっているのです」と述べた。

コンパクト・クロスオーバーの市場は、世界各地で急速に成長しているセグメントの1つであり、2020年代半ばまでに年間120万台(うち半分はEV)を販売するというボルボの目標にとって鍵となるものだ。

街乗り重視 次世代車のデザインは

公式の予告画像では、従来のボルボらしいデザインが確認できるが、若いユーザーを獲得するために大胆な要素も採用する予定だ。EX90のように、背の高いクロスオーバーの形をとりながらも、空力効率を最大化するために、ボディはよりスマートな形状となるだろう。また、C40リチャージのようなクーペタイプの派生モデルが登場する可能性もある。

EX90の発表会で、ボルボのデザイン責任者ロビン・ペイジは、今後の新型車のデザインについて「進化が始まっている」と語った。

「EX90のデザイン要素は、今後の製品にも生かされるでしょう。しかし、クルマが小さくなれば、もっといろいろなことにチャレンジできるようになります。色や素材、表現方法など、もう少し幅を持たせることができるのです」

SEAプラットフォームは、現在スマート#1や、ジーリー傘下の中国専用ブランドZeekrのEVに採用されている。幅広いボディサイズに対応するほか、後輪駆動のシングルモーターから全輪駆動のツインモーターまで、ニーズに合わせたパワートレイン選択が可能な柔軟性の高いプラットフォームとなっている。

EX30の兄弟車になると考えられるスマート#1は、標準仕様で272ps、ツインモーターの最上級仕様で428psを発揮する。

駆動用バッテリーとしては、街乗りに焦点を当てていることからサイズ、重量、コストを抑えるために、比較的容量の少ないユニットが採用される可能性がある。スマート#1は68kWhバッテリーを搭載し、1回の充電での航続距離は418~435kmとされる。ボルボが想定しているであろう、都市部での日常的な買い物や通勤には十分と考えられる。

また、EX30では持続可能な素材やリサイクル素材の使用が期待される。特に、若いZ世代にとって持続可能性は関心の高い分野であるためだ。

手頃な価格設定を実現できるかどうかも若年層獲得の鍵を握る。ローワンCEOは、新型車ではサブスクリプションとオンライン販売に注力し、月々の支払いが「適度に低いコスト」に設定されるようにすることをほのめかしている。

SEAプラットフォームには高度なコネクティビティ機能が組み込まれており、無線でのソフトウェア・アップデートが可能だ。ボルボは、アプリを通じてオンデマンドで追加機能などを提供する可能性が高い。

スポーティな兄弟車も

ボルボEX30と深い関係性を持つことになるのが、兄弟ブランドのポールスターが開発中の「4」だ。ポルシェ・マカンに匹敵するスポーティなクーペ・クロスオーバーとして来年発売される予定で、ポールスターの足元を支えるエントリーモデルになるだろう。

スポーティかつ高級志向の電動SUVとなる見込みで、ポールスターは5万ポンド(約780万円)以下の価格を目指していると考えられる。

ポールスター4は、同ブランドにとって3番目の量産モデルである。ボルボEX30とコンポーネントを共有し、SEAプラットフォーム(ポールスター社内では「PMA」と呼ばれる)を採用することが判明している。ボルボとは異なり、パフォーマンスに重点が置かれるはずだ。

ポールスターのラインナップとしては、既存の「2」に加えて4が販売の主力となり、大型SUVの「3」がフラッグシップの役割を担う。また、現在開発中の4ドア・セダン「5」と、その2シーター・コンバーチブル仕様「6」がブランドの華となるだろう。

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みんなのコメント

11件
  • 若いユーザーはマニーがないので買えましぇん。
  • 車体サイズを考えて若いユーザーって言ってるのかもしれないけど、外国車 EVって考えると価格からして
    もはや若いユーザーではないのよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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