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BMW「iNext」 EVかつレベル3.5の自動運転 2021年~生産

掲載 更新
BMW「iNext」 EVかつレベル3.5の自動運転 2021年~生産

もくじ

ー BMWテクノロジーのフラッグシップ
ー レベル3.5の自動運転を実現

英 遠隔駐車システム合法化 雇用創出も期待

BMWテクノロジーのフラッグシップ

BMWは完全に自動化されたiNextというコンセプトカーを今年後半に発表する。ディンゴルフィン工場で2021年から生産開始予定だ。

BMWグループの年次総会で、担当するハラルド・クリューガーがこの発表を行った。細部を省略した簡素なプレビュー画像が公開されたが、長いルーフラインと張り出したホイールアーチから、このクルマがSUVであることがわかる。ガラス部分の造形やキドニーグリルのモチーフなどからは、昨年のフランクフルトショーで公開されたiビジョン・ダイナミクス・コンセプトの面影が感じられる。

iNextはBMWのテクノロジーにおけるフラッグシップと位置付けられている。したがって、最新のパワートレインや自動運転技術はもちろんのこと、インフォテインメントシステムやインテリアにも注目が集まる。

クリューガーは語る。「このiNextプロジェクトはわれわれの将来を築くものです。これにより会社やブランド全体が恩恵を受けるでしょう。今回初めて将来的に鍵となるすべての技術を1台のクルマに詰め込みました。iNextは完全に電動で、完全に接続され、運転は高度に自動化されています」

レベル3.5の自動運転を実現

BMWは2016年に、完全自動運転車の開発競争に参加することを発表した。インテルやモバイルアイとのチームにより2021年までに最初の自動運転車を発売する計画であった。BMWによれば、このクルマではレベル3.5の自動運転を実現するという。

公式なレベル5ではないものの、レベル3.5とは3と4の差をうめるものだ。レベル3では一時的な完全自律走行ができるものの、一定の状況下では人間のアシストを必要とする。一方、レベル4では完全に人間を必要としない走行が可能だ。

レベル概要責任主体
レベル0
運転自動化なし 運転者が全ての運転タスクを実施 運転者
レベル1
運転支援 システムが前後/左右のいずれかの車両制御に係る運転タスクのサブタスクを実施 運転者
レベル2
部分運転自動化 システムが前後/左右の両方の車両制御に係る運転タスクのサブタスクを実施 運転者
レベル3
条件付運転自動化 システムが全ての運転タスクを実施(限定領域内)。作動継続が困難な場合の運転者は、システムの介入要求等に対して、適切に応答することが期待される。 システム(作動継続が困難な場合は運転者)
レベル4
高度運転自動化 システムが全ての運転タスクを実施(限定領域内)。作動継続が困難な場合、利用者が応答することは期待されない。 システム
レベル5
完全運転自動化 システムが全ての運転タスクを実施(限定領域内ではない)。作動継続が困難な場合、利用者が応答することは期待されない システム


iNextの電動パワートレインは500km以上の航続距離を持つとされているが、詳細は発表されていない。

BMWの今後のモデルとしてはi ビジョン・ダイナミクスがテスラ・モデルSに対抗するi5として2021年に登場予定だ。また、X3の電動バージョンであるiX3も登場間近だ。これはアウディe-トロン、ジャガーI-PACE、メルセデス・ベンツEQ Cの対抗となる。

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