都市部に住む若者へ向けた次世代EV
米国の新興EVメーカーであるフィスカーは、新型のEVハッチバック「ペア」を公開した。
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「ペア」という車名は「Personal Electric Automotive Revolution(パーソナル・エレクトリック・オートモーティブ・レボリューション)」の略で、普及を目指し、製造コストを最小限に抑えるように設計されている。
フィスカーのCEOであるヘンリック・フィスカー氏は発表の場で、「今日と未来のライフスタイルにあわせてクルマをデザインしたかった」とし、若年層のドライバーに届くようデザインしていると語った。
全長4.5mで、シートレイアウトは5人または6人乗り(3人掛けベンチシートを前後に2つ装着)が選択可能。
バッテリーサイズは、航続距離160~240kmまたは480km以上の2種類用意されており、将来的には小さい方のバッテリーが主力になると予想される。
ヘンリック・フィスカー氏は以前、「あと2年もすれば、特にセカンドカーを持っている人は、そこまでの航続距離は必要ないと気づくでしょう。しかし、現在ではそうはいかない。160~240kmの航続距離で売れていないクルマがいくつかあります」と語っていた。
新型ペアはSLV-1と呼ばれるスチール製プラットフォームを採用しているが、これは「スチール・プラス・プラス」というプロセスにより、従来のプラットフォームよりも部品点数が35%少なくなるという。これにより「スポーティなハンドリング」特性も実現されるとのこと。
ソフトウェア重視 インテリアはシンプル
同社はペアについて、「カテゴリーを打ち破るライフスタイル・ビークル」と表現し、「コネクテッド・モビリティ・デバイスとしての持続可能なEVというフィスカーのビジョン」であると述べている。
そのビジョン実現の鍵となるのが、ブレード(Blade)と名付けられたセントラル・コンピューティング・プラットフォームである。
最高技術責任者(CTO)のブルクハルト・フンケ氏は今年2月、このブレードによって車両の材料費を削減し、「性能が飛躍的に向上した」と述べた。
また、最高財務責任者(CFO)のギータ・グプタ=フィスカー氏は、ペアは「ハードウェアではなくソフトウェアによって駆動される」としている。
インテリアは、大型インフォテインメント・ディスプレイを載せる予算の確保のため、「可動部ゼロ」のシンプルなものになっている。一般的なセンターコンソールや小物入れなどは用意されないとのことだ。
その他にも、リアバンパーに折りたたんで収納できるトランクなど、ユニークな機能が搭載されている。フロントのストレージコンパートメントとともに、「市街地での荷物の積み込みを簡素化する」ものだという。
フィスカーは以前、「ペアは台湾の技術製造大手フォックスコンが、米国オハイオ州にある旧ゼネラルモーターズの工場で製造する」と述べていた。
当初は2024年に納車が開始される予定だったが、バッテリー・サプライヤーを決定するため、「2025年前半」に延期された。
価格は2万9900ドル(約425万円)からとされる。
フィスカーは2027年までに完全なカーボンニュートラル化を目指し、以降は年間100万台の販売を目標としている。
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みんなのコメント
やはりフットワークの差が出ている。
長年自動車を作っていて信頼性の高い日本メーカーが
海外向けだけでも良いから各社協力してでも出しておくべきだったのではと今更だが思う。
デザイン含めて優れてるところが多い中、国産最大手のトヨタが中身中華製のEVでデザインは輸入車風ではどうにもならん。