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ルノー 5がEVになって蘇る! 伝説のホットハッチ、サンク ターボの再来はあるか

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ルノー 5がEVになって蘇る! 伝説のホットハッチ、サンク ターボの再来はあるか

Renault 5 Prototype

ルノー 5 プロトタイプ

新型ディフェンダー、医療の最前線で活躍。社内に新型コロナウイルス罹患者のリハビリ施設も展開

Cセグメントの栄光を取り返す

ルノーは2021年1月14日に、今後の5ヵ年を見通すビジネス戦略プラン「RENAULUTION(ルノーリューション)」を発表した。その記者会見の中で、とりわけ話題を呼んでいるのがプロトタイプモデル「ルノー 5」のお披露目だ。

RENAULUTIONプラン発表会見の中で、ルカ・デメオCEOは近年のルノーがCセグメントハッチバック(メガーヌやフォルクスワーゲン ゴルフ、メルセデス・ベンツ Aクラスなどが属する領域)のセールスで伸び悩んでいたことに言及。今後はCセグメント、及びその上のミドルクラス、Dセグメントを強化する、と宣言した。

100%電気で走るルノー サンク

デメオCEOが今後のルノーの“第一歩”として、会見の最後に披露したのがコンパクトクロスオーバーハッチバックの「ルノー 5 プロトタイプ」である。ルノー 5 プロトタイプは100%電気で走るピュアEVであり、「cute, pin-sized, city car(愛らしく、こぢんまりしたシティカー)」であるという。

直線的で潔いほどにシンプルなデザイン、極力無駄を省いたクリーンな佇まい、しっかりと地面に根を生やした安定感のあるスタンス。ルノー 5 プロトタイプは、まったく新しいEVでありながら、ひと目でかつての「サンク(=フランス語で“5”)」を思い出させる。

R5のモチーフを現代的に再解釈

ルノー自身も「プロトタイプのデザインは、我々のヘリテージであるカルトモデル、R5をベースにしている」と主張。プロトタイプの細部を観察してみると、モチーフに範を取りながら最新モデルにとって必需品の数々を、巧みに往年のサンクのイメージの中に織り込んでいるのも分かる。

バンパーへ組み込まれたフォグランプ部分には、デイタイムランニングライトが鎮座。フラッシュサーフェイス化したフロントと、Cピラーに溶け込むようにブラックアウトしたリヤの“隠れたドアハンドル”を採用するうえ、ボンネット上のエアインテークは充電ポートリッドを兼ねたデザインとしている。リヤのエアロフラップはテールライトと融合し、ミニマルなデザイン言語の中にEVにとっての生命線である空力性能の向上をうまく組み込んでいる。

多くの人の手に届くフレンチハッチに

また、マーブル調パターンを使ったスカートやエプロン部分、ファブリック製のルーフにも、フレンチハッチらしい遊び心が宿る。キャビンの写真は非公開だが、フロントウインドウ越しにヘッドアップディスプレイ兼メータークラスターと思われる透明なスクリーンが設置されているのが分かる。

過給機を必要としないEVではあるものの、いまや“ターボ”はスポーツ仕様を象徴する単語となった感がある。事実、ポルシェはEVのタイカンにターボの名称を使用している。となれば、やはりスポーツカー部門のアルピーヌを有するルノーだけに、“アルピーヌ ターボ”や、高出力版の“サンク ターボ”の登場も期待してしまう。

ルノー 5量産化までの具体的なロードマップはまだ提示されていないものの、デメオCEOは「多くのお客様に届きやすい価格を実現する」ことを会見内で明言している。

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みんなのコメント

8件
  • 「多くのお客様に届きやすい価格を実現する」その言葉に二言はないことを祈る。
    日本人は貧乏だから、250万円でも高いとブーブー言うよ。
  • 最近の日本車より初期投資額のコスパいいように思うんですけど。維持費は別で。どう思いますか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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