マンダリカ・インターナショナル・サーキットでMotoGP第15戦インドネシアGPのMotoGPクラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはホルヘ・マルティン(プラマック)だった。
MotoGPクラス予選のQ1とQ2のグループ分けでは、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が好調で3戦連続のQ2直接進出を達成。タイトルを争うホルヘ・マルティンやフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)らも、順当にQ2へと進んだ。
【動画】マルク・マルケス、インドネシアGP初日転倒セーブ&ガス欠バニャイヤ救助シーン
東南アジアらしく午前中から気温29度と暑く、路面温度も55度まで上昇したコンディションの中で予選セッションが始まった。
Q1の最初のアタックでは、アレックス・マルケス(グレシーニ)が1分30秒243をマークし、これが暫定トップタイムに。アプリリア勢やKTM勢がここに続くかと思われたが、Q1前半に2番手につけたのはヤマハのアレックス・リンスで、0.05秒と僅差だった。
Q1後半のアタックでは、以外な人物がこれを上回った。LCRホンダのヨハン・ザルコが1分29秒995を叩き出し、一気にトップタイムを更新してみせたのだ。
Q1終盤はアレックス・マルケスが転倒してしまったことによる黄旗も一因となり、それ以上のタイム更新はならなかった。その結果、ザルコがトップタイムでQ2進出を決めた。同じくQ2進出の2番手はラウル・フェルナンデス(トラックハウス)だった。
なおザルコのチームメイトである中上貴晶は、8番手でQ1敗退に終わった。
ザルコのQ1トップタイムというサプライズを受けて始まった予選Q2。その序盤には、マルク・マルケス(グレシーニ)がターン15で転倒してしまい、黄旗によって何人かのライダーのアタックはタイム抹消とされた。
そんな中で暫定トップタイムとなったのはマルティン。1分29秒088と初日にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が記録した新レコードを、さらに大きく更新するタイムだった。
なおマルク・マルケスは転倒後すぐにピットへ戻り、セッション後半にアタックへ復帰した。ただ彼はターン10で2度目の転倒を喫してしまうとマシンを再始動することができず、ノータイムで予選を終えなくてはならなかった。
Q2前半にタイムを記録できていなかったライダー達は、後半に入るとひとまず一度タイムを出しに向かった。バニャイヤもそのひとりで、1分29秒745のタイムで3番手につけた。
ラストアタックの時間帯にも、転倒による黄旗の影響があった。マルコ・ベッツェッキ(VR46)が残り1分というところで転倒し、マルティンやバニャイヤのアタックが中断を余儀なくされた。
黄旗の影響を受けなかったライダーたちが最後のアタックに向かったが、結局マルティン以上のタイムは記録できず。インドネシアGPのポールポジションは、2番手に0.5秒以上の大差をつけてマルティンが獲得した。
終盤に転倒したベッツェッキが、そこからアタックを決めて2番手を確保。3番手にはGASGASのペドロ・アコスタが並んだ。
タイトルを争うバニャイヤは、セカンドロウの4番手を確保。スプリントレースと決勝をマルティンの真後ろからスタートする。
Q1を突破して注目されたザルコは、最終的に7番手を確保。またクアルタラロが6番手でセカンドロウにつけた。
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みんなのコメント
皆 フロントの限界値まで攻め込み、タイムを削るが
マルケスは 皆より一歩踏み入れ、コケている
詰まり それをしてもフロントが踏ん張ってくれれば速い、一か八かが マルケス走り
マルティンやペッコに バスティアニーニは、一か八かはしないから 余り転ばない
中でもマルティンが 一番巧く、フロントを使っている