マイルドHVのクリーンディーゼル、C220dデリバリー開始!
ガソリン仕様と同時発表されていたものの、納車が遅れていたディーゼルエンジンの新型Cクラスに試乗した。テスト車はセダンのアバンギャルド。ヘッドアップディスプレイとMBUX・ARナビゲーションで構成する「ベーシックパッケージ」や本革シート、パノラミックスライディングルーフをオプション装着していたものの、新型の売り物のひとつ、リアアクスル・ステアリングは未装備。スポーツサスペンションや18インチタイヤを含む「AMGライン」もチョイスしていなかった。サスペンションは標準仕様。17インチタイヤを装着したモデルである。
第5世代のメルセデス・ベンツ・Cクラスにエントリーグレードの「C180アバンギャルド」を追加
「全モデル電動化」がスローガンの新型Cクラスだけに、このディーゼルは「メルセデス・ベンツ初のクリーンディーゼルとマイルドハイブリッドの組み合わせ」の先進車。エンジン(200ps)とトランスミッション間に最高出力15kW(≒20ps)のモーターを組み込んでいる。
それもあってか、車両重量は約1.8トンと決して軽くはないものの、加速はスタートの瞬間から十分に軽快。440Nmと太い最大トルクを誇るターボ付き2リッター直4ユニットが本領を発揮する前の段階でもスッと背中を押される感覚が味わえた。これはモーターによるレスポンスに富んだブースト効果が得られている証拠だろう。
滑らかな加速フィールはさすがの実力。フットワークは快適指向
静粛性はハイレベル。ディーゼルとわかる特有のノイズは耳に届くものの、「やかましい」と思えるほどのボリュームではない。変速時のステップ比が小さな9速ATとの組み合わせが生み出す滑らかな加速感は、メルセデス・ベンツの一員にふさわしい仕上がりだ。
さらに好感を抱いたのは、上質なフットワーク。以前に乗ったガソリン仕様の「AMGライン」に
比べると、とくに荒れた路面での乗り味の落ち着いた印象は、明らかにこちらに軍配が上がる。サスペンションセッティングとタイヤのサイズ違いが生み出す差は、それなりに大きい。だが、自在なハンドリング感覚が失われたような印象はない。快適で俊敏な走りに好感を抱いた。
C220dとガソリン仕様のC200との価格差は28万円。この違いは決して小さくないが、それでもC220dは「Cクラスの本命はこちら」といいたくなる完成度の持ち主だ。
なお、WLTCモード燃費は18.5km/リッターと経済的。燃料価格が高騰している折、ランニングコストが安いのもディーゼルの大きな魅力だ。
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みんなのコメント
「ガソリン車との価格差28万円をどう考えるか」だって?
メディアが論評するべきのは、そこじゃないwww
買いたい人は買えばいいけど例の環境汚染プログラムは改修してあるんでしょうね