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退任は本当だった… レッドブルF1技術責任者、エイドリアン・ニューウェイ氏 来年チーム離脱へ

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退任は本当だった… レッドブルF1技術責任者、エイドリアン・ニューウェイ氏 来年チーム離脱へ

ニューウェイ氏、退任までに新型ハイパーカー完成目指す

レッドブル・レーシングのF1技術責任者、エイドリアン・ニューウェイ氏が2025年第1四半期にチームを去ることが公式声明で明らかになった。現在は新型ハイパーカー「RB17」の開発に取り組んでおり、退任までに完成を目指す。

【画像】F1の「鬼才」ニューウェイ氏が生んだハイパーカー【アストン マーティン・ヴァルキリーを写真で見る】 全23枚

2006年にレッドブルのF1チームに加わったニューウェイ氏(現在65歳)は、設計面から同チームの成長を支えてきた。19年の在任期間中、レッドブルは7度のドライバーズチャンピオン、6度のコンストラクターズチャンピオンを獲得し、合計117勝を挙げた。

ニューウェイはレッドブル・レーシングの一員として直接雇用されているわけではなく、レッドブル・テクノロジー・グループの最高技術責任者(CTO)を務めており、2014年からはF1以外のプロジェクトも担当するようになった。

レッドブル・テクノロジー・グループの一員としてアストン マーティンのハイパーカー、ヴァルキリーの開発にも携わった。

現在、ニューウェイ氏はレッドブル初のハイパーカーであるRB17の開発に着手している。主にサーキット走行を想定した最高出力1250psのV8ハイブリッドで、価格は500万ポンド(約9億7000万円)、今年公開予定とされている。

レッドブル・レーシングは発表の中で、ニューウェイ氏はRB17の「開発と納車に集中する」ためにF1の職務から「身を引く」とし、「その完成までコミットし続ける」と述べた。

ニューウェイ氏は声明を発表し、レッドブルF1の成功において「重要な役割を果たせたのは非常に光栄なこと」だとした上で、「今、そのバトンを他の人たちに渡し、自分自身の新たな挑戦を模索する好機だと感じている」と述べた。

チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏は、「エイドリアンがレッドブルに加わったとき、彼はすでにスーパースターのデザイナーだった。それから20年、彼は真の伝説としてその名を残すことになる」と述べた。

退任理由については明らかではないが、欧州メディアの報道ではホーナー氏の不祥事疑惑と関連があるとされる。今年初めに行われた調査でホーナー氏の疑惑は晴れたが、原告はその後、調査結果を不服として上訴している。

ホーナー氏をめぐる状況がレッドブル内の権力闘争に火をつけ、ニューウェイ氏のモチベーションを下げたと言われている。

その後の報道によると、「ガーデニング休暇(退任時に与えられる有給の長期休暇)」の長さに焦点を当てて交渉が進められているようだが、ニューウェイ氏が別の職務を探すのか、それともF1業界から引退して別の世界に軸足を移すのかは不明だ。

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