アルピーヌA110 Rを駆り2024全日本ジムカーナ選手権に参戦している山野哲也が、早くも今季のシリーズタイトル獲得を決め、自身24度目となるチャンピオンに輝いた。
7月21日、富山県南砺市のイオックスアローザスポーツランドで、JAF全日本ジムカーナ選手権第7戦『Super Gymkhana in IOX-AROSA』が行われ、山野哲也(EXEDY71RS A110R)がPE1クラスで優勝。この結果、第8戦&第9戦SUGOと第10戦久万高原を待たずに歴代最多を誇るチャンピオンの連覇が確定した。
山野哲也×アルピーヌA110 Rがデビューウイン。弟・直也と開幕2戦で連続1-2/全日本ジムカーナ
2022年よりアルピーヌで全日本ジムカーナに参戦している“王者”山野は、この2024年に前年まで使用していた『A110 S』から『A110 R』にマシンをスイッチした。新しいクルマの特性への理解を深めながらのシーズンインとなった58歳のベテランだったが、開幕ラウンドとなったモビリティリゾートもてぎで幸先よく2連勝を飾ると、続くスポーツランドTAMADAも制し開幕3連勝を達成。
6月1~2日に開催された第4戦名阪スポーツランドでは3位となり勝利を逃したものの、新車のベストなセットアップを見つけるべくチームとともにマシン開発を進めながら戦う山野は、3週間後の第5戦&第6戦オートスポーツランドスナガワにおいてふたたび表彰台の頂点に返り咲く。そして迎えたイオックスにて、今季6勝目をマークすると同時に通算24度目、2017年から8年連続となるチャンピオン獲得を決めてみせた。
アルピーヌとともに3連覇を達成した山野は、今シーズンの相棒であるA110 Rについて「すべての領域で高い限界性能を引き出してくれる」と評した。第7戦終了後、24冠の“鉄人”は次のように語った。
「2年ぶりのイオックスアローザの路面はトリッキーで本邦初公開となるダブルラインフリーターンも設定され、とてもチャレンジングなコースレイアウトでした」
「アルピーヌA110 Rは加速、ブレーキング、コーナリングとすべての領域で高い限界性能を引き出してくれます。ドライバーとの一体感も格別です」
「今回の優勝でまた新たな記録を更新することができました。サポートしてくれているすべてのスポンサー、チームクルー、ファンの皆さんに心から感謝しています」
PE1クラスのチャンピオンが確定した全日本ジムカーナ選手権の次戦は、8月16~18日に行われる第8戦&第9戦『SUGO ALL JAPAN GYMKHANA』だ。開催地は宮城県村田町のスポーツランドSUGO 国際西コースとなっている。
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