【MotoGP】新人アルデゲル、雨のフランスGPで初表彰台「信じられないような1日だった。4位狙いだったらクラッシュしてたかも」

　雨に翻弄されたMotoGP第6戦フランスGP決勝で3位となったグレシーニのフェルミン・アルデゲル。新人として、MotoGPクラスで初の表彰台を獲得したことを喜んだ。

　アルデゲルは予選4番手からスプリントレースで3位となるなど、フランスGPの週末は好調を示してきた。

　決勝レースは天候が不安定で雨に多くのライダーが翻弄される展開となったが、アルデゲルは落ち着いてレースを進め、マシンの乗り換えなどが済んだあとは7番手につけていた。

　そこからアルデゲルは追い上げ続け、終盤にかけてペースの落ちていた3番手のペドロ・アコスタ（KTM）を射程圏内に捉えると、ラスト2周でオーバーテイク。そのままアコスタを突き放し、3位表彰台を獲得した。スプリントレースと決勝で連続3位と、今季ベストのリザルトを記録した。

「昨日（スプリント）よりも今日のほうが特別な気持ちだ。決勝での表彰台フィニッシュは、もっと重要だからね。いいスタートを切ってしっかりと進歩しているからかなり嬉しいよ」

　アルデゲルはそう喜びを語った。

「もちろん、僕はルーキーだし調子に乗らないようにする必要はあるけど、ここまでの働きぶりにはかなり満足している」

「ウエットコンディションでの経験はあまりなかったけど、改善していくことができた。フィーリングは良くなっていったし、電子制御やタイヤへの理解も深まって、最終的に3位フィニッシュできたんだ」

「僕にしてみれば信じられないような1日だった。素晴らしいバイクを用意してくれたグレシーニのみんな、そしてドゥカティ全体に感謝したい」

　アルデゲルは終盤にかけてアコスタとの4秒差を縮めてオーバーテイクしてみせたが、その時は全力でプッシュしていたと振り返った。

「全開でプッシュしていたよ。ただ限界は越えないようにしていたけどね」

「だって4位フィニッシュでも僕とっては良い結果だったからね。それでも僕のペースは良かったし、バイクのフィーリングも良かった。もしペースをより落としていたとしたら、集中力が途切れてクラッシュしてしまっていたかもね」

「表彰台に上がることだけを考えていたよ。ペドロはグリップが十分じゃないように見えたから、彼に追いつくため、限界までプッシュしたんだ」

Comments

[taka.]

今シーズン初めこそ同じステップアップ組の小椋くんの陰に隠れてた感があったがココ数戦のリザルトとには目を見張るモノがあるかと。