三菱自動車は7月31日、第30回インドネシア国際モーターショーの出展概要を発表し、この中で8月10日(木)にワールドプレミアが予定されている新型コンパクトSUVの外観デザインを先行公開した。
東南アジアを主要なマーケットに位置づけるミツビシ。同社は今月10~20日、インドネシアの首都ジャカルタで開催されるモーターショーにおいて世界初公開される新型コンパクトSUVとともに、海外初披露となる軽規格電気自動車(軽EV)の『eKクロス EV』を出展する。また、現地生産予定となっている軽商用EV『ミニキャブ・ミーブ』の参考出品に加え、インドネシアで販売されるクロスオーバーMPV『エクスパンダー』と『エクスパンダー クロス』、ミッドサイズSUVの『パジェロスポーツ』を出品することを明らかにした。
ミツビシ、新型コンパクトSUVの世界初公開を予告。ヤマハと共同開発のサウンドシステムを初搭載
さらに三菱自動車ブースでは、新型コンパクトSUV向けにヤマハと共同開発したオーディオシステム“ダイナミックサウンドヤマハプレミアム”を試聴できる専用コーナーも設置されるという。
■エネルギーに満ち溢れ、個性を際立たせたデザインを追求
これまでにも発表が予告されてきた新型コンパクトSUVのデザインコンセプトは“Silky&Solid”。優雅さと堅牢性を融合させたスタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインにより、あらゆるシーンで圧倒的な存在感を発揮するスタイリングが与えられた。
具体的には、フロントのスリーダイヤからサイド、リヤへと流れるように繋がるスリークなサーフェイスとフローティングルーフによって、シルクのように滑らかな軽やかさをボディ上部で表現するとともに、ボディ下部ではクラストップレベルとなる222mmの最低地上高や18インチの大径ホイールとタイヤによって悪路走破性を確保しつつ、アスリートの敏捷性を表現する筋肉質なフェンダーフレアとすることでSUVらしいソリッドで力強いプロポーションが作られている。
フロント部ではデザインコンセプトに合わせてミツビシ独自の“ダイナミックシールド”が進化。フロントグリルを左右バンパーでプロテクトする造形を立体的に一体化させることで、奥行き感のあるスポーティなフロントフェイスに仕上げられた。
リヤのデザインは、フロントのLEDデイタイムランニングランプと同様にT字型のLEDテールランプが採用され、ワイドで安定感のあるデザインを実現している。
「今回の新型車は、近年ニーズが高まっているコンパクトSUV市場に向けて、デザインをいっそう進化させました」と語るのは、デザイン本部長を務める渡辺誠二氏。
「三菱自動車らしい堅牢性や力強さに加え、これまで以上にスタイリッシュで、エネルギーに満ち溢れ、個性を際立たせたデザインを追求しています。まもなく開幕するインドネシア国際オートショーの会場で、このクルマを通して、より多くのお客様に三菱車の魅力を知っていただき、共感していただけることを期待しています」
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