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グランプリのうわさ話:憶測が飛び交うフェラーリとサインツの関係

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グランプリのうわさ話:憶測が飛び交うフェラーリとサインツの関係

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 F1がゲストに会う機会を増やしており、チームや他の人々が仕事をするエリアにいわゆるVIPが急増していることから、バーレーンでは新たな展開が見られた。驚いたことに、フェラーリとレッドブルのメカニックはレース終了後すぐにパルクフェルメにたどり着くのに苦労した。マシンのブレーキダクトを通気し、マシンの停止中にオーバーヒートが起きて損傷を与えていないことを確認するために、そこには彼らがいる必要があった。

バーレーンGPは「問題が多すぎた」とフェラーリF1代表。一方で終盤はペレスよりサインツの方が速かったと前向きな点も

 レッドブルのクルーは、ガレージがピットレーンの1番目にあったため、歩く距離が最も短く、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがRB20から降りて1分も経たないうちにパルクフェルメに到着した。

 一方で、カルロス・サインツはヘルメットを脱ぐとすぐに非常に困惑した表情を浮かべた。サインツは、激しい戦いからの3位獲得を盛大に祝うために、従来のようにメカニックやエンジニアの大群が表彰台の前に立っているところを期待していたが、数秒間歩いても赤いユニフォームを見ることがなかったのだ。やがて彼の父親がなんとかゲストの群れを突破して、サインツをメカニックが近づこうとしているエリアに案内し、何が起きたのかを息子に説明した。

 ソーシャルメディアは大きな偽の情報源となっており、フェラーリが年末にハミルトンと代わることになるサインツをすでに見捨てたという話が急速に広まった。しかしそうした話は真実とはほど遠いものだった。実際には、ゲストが仕事をしている人々の邪魔になったのだ。こうした傾向はパドックとグリッドで高まっているが、それはレース終了後すぐのピットレーンでも同様だ。

■コンサルタント業務で忙しいベルガー
 バーレーンGPの期間中、ゲルハルト・ベルガーはステーク・ザウバーのワーキングエリアに常に滞在していた。グランプリ優勝経験を持つベルガーは、アウディF1のCEOであるアンドレア・ステラとの話し合いに多くの時間を費やしており、2026年に初めてF1に参戦するドイツのマニュファクチャラーの準備に深く関わっているように見えた。

 フェラーリ、マクラーレン、ベネトンのドライバーだったベルガーは、DTMのCEOを退任して以来、決まった契約を結んでいないが、昨年は「友人に会い、新車がどのようなものか感触を得る」ためにバーレーンを訪れていた。今回はアウディのコンサルタントとして非常に忙しくしていたが、すでに彼がプロジェクトにどう関与しているのかについてはコメントしなかった。

 週末中ずっとステーク・ザウバーのホスピタリティで過ごしていたもうひとりの元グランプリドライバーは、元トヨタのアラン・マクニッシュだった。マクニッシュの場合は、アウディのモータースポーツ・コーディネーション担当ディレクターを務めており、同社のブランドアンバサダーでもある。すでに昨年モンツァに来ていたマクニッシュは、2025年から始まるステーク・ザウバーF1チームとアウディの相乗効果を加速させるために尽力しており、シーズンの残りも定期的に姿を見せ、5、6レースに来場する予定だという。

■チーム代表を退任しても仕事は減らない
 元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、ハースとの契約更新ができずとも、グランプリを欠場しなかった。シュタイナーはサクヒールのパドックにいるほぼ全員から大歓迎された。彼はドイツの『RTL』のゲストコメンテーターを務めており、これは彼らが今シーズン放送する7回のグランプリのうちの最初のグランプリだった。しかし元ハースF1チーム代表は、どれだけ取引に長けているかを示した。彼はフランスの『Canal +』とも契約して仕事量を倍に増やしており、元ドライバーのロマン・グロージャンとも再会を果たした。

 グロージャンはアメリカで開催される3回のグランプリに加え、メキシコとアブダビのグランプリにも参加する予定だ。シュタイナーのプログラムはまだ決まっていないが、フランスのチャンネルとの連携により、かなりの数のヨーロッパグランプリに参加する可能性が高い。それだけでなく、シュタイナーはオーストラリアの『Channel 10』のゲストコメンテーターを務める1レース限定の契約も結んでいる。はるばるメルボルンまで移動して、シーズン第3戦では常に物議を醸す彼の意見を開陳することになる。

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