MotoGPの2021年シーズン第7戦カタルニアGPのMoto3クラス決勝レースが行なわれた。優勝はSolunion GASGAS Aspar Teamのセルジオ・ガルシアで、今季2勝目だ。
全21周の決勝レースは薄曇り、気温24℃、路面温度35℃というコンディションでスタートを迎えた。なお決勝レース開始前のウォームアップラップではリカルド・ロッシ(BOE Owlride)の転倒があったが、レースは遅れること無く開始された。
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レースがスタートすると、ポールポジションスタートのガブリエル・ロドリゴ(Indonesian Racing Gresini Moto3)がホールショットを順当に奪取。混乱もなく予選上位ライダーがそこに続く形となった。
ただホームストレートでのスリップストリームを生かした競り合いによって、2周目からはポジションが入れ替わり立ち変わり変動。イザン・ゲバラ(Solunion GASGAS Aspar Team)、ダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)らが縦長の隊列の先頭を入れ替えながらのレース展開が続いた。
3分の1となる7周を消化した段階では、先頭集団は7台ほどだった。しかし8番手以下が一気に接近し、集団は15台ほどの大集団に。その中にはポイントリーダーながらQ1落ちを喫していたペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)も含まれた。
しかし10周目、先頭を引っ張っていたマクフィーが転倒。これがマルチクラッシュに繋がってしまい、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)とアンドレア・ミーニョ(Rivacold Snipers Team)を合わせた3人が転倒でレースを終えた。
そこからは先頭を引っ張るライダーが安定しない展開が継続。残り3周という終盤に至っても先頭集団が大きくは分離せず、ロドリゴ、セルジオ・ガルシア、ジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)、アコスタといった面々が激しい表彰台争いを繰り広げた。
最終ラップはスリップストリームをライバルに与えることを嫌ったライダーによる牽制もあり、大集団でターン1に突入。その結果、ジャウマ・マシア(Red Bull KTM Ajo)が先頭を奪いとった。
そのまま逃げ切るかと思われたマシアだったが、ターン10でガルシアがトップへ浮上。彼はそのまま最終コーナーの立ち上がりも抑えて、トップチェッカー。大混戦を制して今季2勝目を挙げた。2番手はアルコバ、3番手はマシアという並びとなった。
そしてフィニッシュ後、マシアにはラストラップのトラックリミット違反による1ポジションダウンのペナルティが通知。そのため3位に繰り上がりが発生し、オンジュが初表彰台を獲得した。
ポイントリーダーのアコスタは8位でフィニッシュ。依然として首位の座は変わらないが、ランク2番手のガルシアとの差は39ポイントまで縮まった。
日本人ライダーは9位に入った鳥羽海渡(CIP Green Power)が最上位。12位に國井勇輝(Honda Team Asia)、15位に山中琉聖(CarXpert PruestelGP)、18位松山拓磨(Honda Team Asia)となった。佐々木歩夢(Red Bull KTM Tech 3)は最終ラップにターン8で転倒し、リタイアを喫した。なお佐々木は意識のある状態だと伝えられている。
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