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メルセデス・ベンツGLAクラスの電気自動車「EQA」が欧州でワールドプレミア

掲載 更新 12
メルセデス・ベンツGLAクラスの電気自動車「EQA」が欧州でワールドプレミア

ダイムラーがメルセデスの100%電動コンパクトSUV「EQA」を本国で発表。航続距離は最大486kmを実現

 独ダイムラーは2021年1月20日(現地時間)、メルセデス・ベンツの新しい電気自動車「EQA」をオンラインで初公開し、本年2月4日に欧州市場で発売すると発表した。まず市場に送り出すのは「EQA250」で、ドイツ本国での車両価格は4万7540ユーロ(約599万円)~に設定する。

メルセデス・ベンツSクラスの電気自動車「EQS」のプロトタイプが公開

 EQCに続くメルセデスの市販フルEVの第2弾となるEQAは、その車名が示す通り、コンパクトSUVのGLAクラスをベースとする新しい電気自動車である。基本骨格はGLAに採用するMFA2プラットフォームをベースに、EVユニットを搭載するための改良を実施。EQA250のパワートレインは最高出力140kW/最大トルク375Nmを発生するモーターをフロントに、容量66.5kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを押出成形のフレーム内に収めてフロントアクスルとリアアクスルの間のフロア下に配置し、前輪を駆動(FF)する。100km走行当たりの消費電力は15.7kWhに達し、航続距離はNEDC準拠で486kmを実現。性能面では、0→100km/h加速が8.9秒、最高速度が160km/hと公表する。充電に関しては、普通充電と急速充電に対応。急速充電器では約30分で80%までの充電が可能だ。なお、フロントとリアのアクスルにモーターを配する高性能4WDグレードなども後にラインアップする計画である。

 エクステリアについては、メルセデス・ベンツのデザインの基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」をコンパクトSUVのなかでさらに突き詰め、シンプルかつシームレスで、すべてが1つの塊に溶け合ったような先進フォルムを創出する。各部のディテールも印象的で、フロント部には大型のブラックパネルを組み込み、その上端には左右のマルチビームLEDヘッドライトを繋ぐデイタイムドライビングライト光ファイバーのチューブを設定。リアのLEDコンビネーションランプも、左右を光ファイバーのチューブでつなぐ。空力特性も重視し、パネルで覆ったフロントグリルやエアロダイナミクス性能を追求した前後バンパー、シールドを施したアンダーボディ、エアロホイールなどを採用して空気抵抗係数(Cd値)は0.28を実現。足もとには、専用デザインの7.5J×18アルミホイールと235/55 R18タイヤを装着した。

 内包するインテリアは、上質でありながら先進的なEQモデル独特のデザインで演出する。インパネには1枚のガラスカバーで融合された大型ディスプレイをセット。また、エアコンのエアアウトレットやイグニッションスイッチなどにはロゼゴールドの加飾を、室内トリムには新アレンジのバックライトを配する。空調には、パワートレインの廃熱を利用して室内を暖めることができるヒートポンプを装備した。機能装備も充実しており、専用のプログラムを組み込んだテレマティクスサービスのMercedes me connect、対話型インフォテインメントシステムのMBUX、交通状況のほかに天候や地形までも組み入れて目的地までの最短ルートを計算し、さらにどこで充電するべきかも含めた適切なルート案内を提供するElectric Intelligenceナビゲーションシステムなどを採用。一方、先進安全運転支援システムには最新のアクティブクルーズコントロールやアクティブレーンキーピングアシストおよびアクティブブレーキアシスト、各種警告機能などを鋭意組み込んだ。

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みんなのコメント

12件
  • 本国で599万円~と記載しているが、国と自治体から補助金を支給されても日本市場では苦戦する可能性が高いでしょう。

    個人的にはGLAのディーゼルモデルやGLBのガソリンモデルと比較して魅力を感じない。
  • メルセデスに限らず、ガソリン車と同価格に設定しないとBEVを普及させるのは難しいと思う。
    只でさえ、充電時間のロスやインフラ整備の課題が有るので所有するメリットが不透明なのは明らかだ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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