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新型ランボルギーニ・ウラカン・テクニカ 伊ミラノで一般公開 獰猛さと落ち着きの共生

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新型ランボルギーニ・ウラカン・テクニカ 伊ミラノで一般公開 獰猛さと落ち着きの共生

エボとSTOを組み合わせた1台

毎年6月にイタリアで開催される野外自動車ショー「ミラノ・モンツァ・オープンエア・モーターショー」において、ランボルギーニ・ウラカン・テクニカが一般公開された。このイベントは今年、6月16日から19日にわたって開催された。

【画像】際立つ個性 新型ランボルギーニ・ウラカン・テクニカ【エボRWDやSTOと写真で比較】 全84枚

ウラカン・テクニカは、シアンFKP 37にも似たスタイリングを持つ新型スーパーカーだ。従来のウラカン・エボとウラカンSTOのギャップを埋める1台で、価格は未公開だが3000万円前後と予想されている。

今年アウディからランボルギーニに復帰した最高技術責任者(CTO)のルーベン・モールは、ウラカン・テクニカを「(エボとSTOの)両モデルを組み合わせたもの」と説明する。

走行モードの幅は広く、「ストラーダ」はエボと同じ比較的ゆったりとしたクルージングモード、「コルサ」はSTOに近いアグレッシブなモードとされている。中間の「スポーツ」モードは、モール氏いわく現代のランボルギーニでは手にすることができなかったオーバーステアを堪能できるという。

テクニカは最高出力640psの自然吸気5.2L V10エンジンと7速デュアルクラッチ、電子制御リミテッドスリップデフを搭載。STOと同様、後輪のみを駆動する。

過激ながら扱いやすさも備えたセッティング

新デザインの20インチホイールには、セミスリックのブリヂストン・スポーツタイヤが装着される。ブレーキもカーボンセラミックが標準だが、STOとは異なる、快適性重視のセッティングとなっている。

排気システムは独自のもので、STOよりも中高速域のエンジンの音質が向上しているという。

また、STOと同じく後輪操舵システムを導入し、ブレーキベースのトルクベクタリングとアダプティブ・トラクション・コントロールによって安定性と機動性を高めた。ダイナミクスを管理するのは、2019年にエボに採用されたウラカンの「頭脳」、LDVI(ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ)だ。

STOほどではないが、エアロダイナミクスも大幅に強化されている。全長はエボよりも61mm長くなり、空力面ではリアのダウンフォースを35%増加、ドラッグを20%低減した。さらに、車重は1379kgと、エボRWDより10kg軽い。

0-100km/h加速3.2秒 圧倒的パフォーマンス

エンジンルームの上部には、フラットな形状のカーボンファイバー製カバーが置かれている。リアウインドウも視認性を考慮したレイアウトとなった。

テールライトの下、六角形のエグゾーストパイプの両サイドには、エンジンルームの熱を排出する大きな開口部が設けられている。

0-100km/h加速は3.2秒、0-160km/h加速は9.1秒、最高速度は327km/hとされている。

全体として、ウラカン・テクニカは近年のモデルと同じように、ランボルギーニならではのデザインとパフォーマンスに加え、ドライバーの関与を高いレベルで求めている。

この点では、ポルシェ911 GT3、マクラーレン・アルトゥーラ、マセラティMC20、フェラーリ296 GTBなどライバルには事欠かない。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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みんなのコメント

3件
  • 車は好きだが乗ってる人間はバカそうに見える。
  • ランボルギーニの世界観、私は好きですが、デザインはイタリア的に柔らかな曲線美ではないですし、日本に限らずランボルギーニの客層は何処の国でも豪胆で、上品ではないです(下品という訳ではない)。
    空ぶかしするドライバーもそういう仕様なんです(付随)。

    しかし、この鮮やかな緑のメタリックはミラノの街並みに調和しないことは確かです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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