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【アルピーヌとコラボも】ロータス、2020年代にEV専業へ SUVの可能性も

掲載 更新 5
【アルピーヌとコラボも】ロータス、2020年代にEV専業へ SUVの可能性も

エリーゼの終焉、新しい時代の始まり

text:Takuo Yoshida(吉田拓生)

【画像】派手になりすぎ? リア「あんぐり」大きな穴 エヴァイヤ【過去モデルと比較】 全94枚

editor:Taro Ueno(上野太朗)

2017年に中国のジーリー・ホ-ルディング・グループとのパートナーシップをスタートさせたロータス。

彼らは創業70周年を迎えた2018年に今後10年間の計画「Vision80」を発表している。

またその翌年には最高出力2000psという信じられないスペックを掲げたBEVのハイパーカーであるエヴァイヤを発表しているが、その後のインフォメーションは決して多くはなかった。

だが「Driving Tomrrow」と名付けられたグローバル・デジタル・カンファレンスでは、グループ・ロータスのCEOであるフェン・クインフェンや今年ロータス・カーズのマネージング・ディレクターとなったマット・ウィンドルらが「ロータスの現状と未来」について触れている。

今まさに転換期にあるロータスは今年、エリーゼとエキシージ、そしてエヴォーラという現行の3モデル全ての生産を終了。その後継モデルとしてエミーラを発表する。

一方、2019年に発表されたBEVハイパーカーのエヴァイヤのための新工場が完成し、今まさにその生産がスタートしようとしている。

完全な電気自動車のブランド化めざす

今回発表された情報の中で特に目を引くのは、今後ロータスがBEV専業メーカーになると宣言したことである。

ロータスEV化のアイコンともいうべきエヴァイヤに続き(おそらくエリーゼ、エミーラ・クラスの)BEVのスポーツカーのリリースが予定されている。

2020年代後半のロータスは完全なEVブランドになっているというのだ。

このためロータスは、現在4種類のアーキテクチャーを揃えようとしている。

1つ目はエヴァイヤによって示されたカーボン筐体によるハイパーカー・アーキテクチャー。

2つ目はスポーツカー・アーキテクチャーであり、これは発表されたばかりのロータス・エミーラが採用することになるアルミ押し出し材を接着した、ミドシップレイアウトのアーキテクチャーを指している。

3つ目は「スポーツカー以外」と定義されているエレクトリック・プレムアム・アーキテクチャー(ライフスタイルカー)だ。これによりロータスはこれまで度々噂に上がっていたSUVをはじめとする、他のセグメントへの参入を果たすことになる。

4つ目がエレクトリック・スポーツカー・アーキテクチャーで、2025年に発表されるブランニューのBEVスポーツカーである。

アルピーヌとコラボ、2025年実現?

今年のはじめに発表されたアルピーヌとのコラボレーションも、2025年に登場するBEVスポーツカーのためのエレクトリック・スポーツカー・アーキテクチャーが鍵になるという。

すでにアルピーヌとの共同作業は開始されており、おそらくアルミ接着の構造となるであろうプラットフォームを共有するかたちでイギリスとフランスを代表するブランドからBEVスポーツカーが誕生することになる。

ロータスが現在開発中のエレクトリック・スポーツカー・アーキテクチャーは、バッテリーの搭載位置に特徴がある。

一般的なBEVは床下にバッテリーを敷き詰めるレイアウトが一般的になっている。だがハンドリングに強いこだわりを持つロータスは、バッテリーをドライバーの背後にミドシップマウントすることで、伝統的なハンドリングを継承しようとしているのである。

慣れ親しんだ3モデル(エリーゼ/エヴォーラ/エキシージ)の生産が年内に終了し、そこからエミーラが上陸するまでの間、ロータスのショールームにはちょっとした空白の期間となるだろう。

しかしそれはロータスの過去に例がないほどの大きな変革が順調に推移している証でもあるのだ。

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みんなのコメント

5件
  • 同じ吉利傘下のボルボのSPAを使ったSUVを出すという話は進んでるのかな??
  • ケイタ―ハムが最後のエンジン車の生産設備を受け継いで・・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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