岡山国際サーキットで行なわれている2020年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦。公式予選では最終のQ3で平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が一気にタイムを上げて、2戦連続のポールポジションを獲得した。今回欠場となった中嶋一貴の代役として参戦している宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)が2番グリッドにつけた。
今回も予選と決勝が同日開催となるスーパーフォーミュラ。前日のフリー走行では雨がパラつく場面もあったが、この日は朝から晴天に恵まれ気温26度、路面温度32度というコンディションの中、10時40分に予選セッションがスタートした。
■FPでクラッシュも11番手タイム、高星明誠「予選ではミスのないアタック心がける」
まずは行なわれたのはA組のQ1。10分間の走行時間が設けられていたが、グリーンシグナル点灯直後には誰もコースインせず、開始3分をすぎたところで各マシンがようやくピットを離れていった。
岡山国際サーキットは1周の距離が短いこともあり、0.1秒を争う接戦となったが、その中でトップタイムを記録したのがニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)。1分13秒120を叩き出し、2番手に坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、3番手にサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)とトヨタ/TRDエンジン勢がトップ3を独占した。その一方で、ここ岡山で優勝経験もある関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がタイムを伸ばせず、Q1敗退となった。
続いて始まったB組では、グリーンシグナル点灯とともに高星明誠(Buzz Racing with B-Max)、野尻智紀(TEAM MUGEN)、塚越広大(Threebond Drago CORSE)がコースイン。このうち野尻と塚越はチェックラップのみを走ってすぐにピットに戻ったが、高星はそのままウォームアップを続けてタイムアタックを行ない1分14秒244を記録した。
こちらも残り7分を切ったところで他の車両が続々とピットを離れ、タイムアタックを開始。前日のフリー走行でトップタイムを記録していた牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が1分13秒654で首位に躍り出たが、それを上回ったのが今回デビュー戦となる宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)だった。宮田はA組のキャシディのタイムに迫る1分13秒131をマークし、B組トップ通過を果たした。2番手には野尻、3番手に阪口晴南(KONDO RACING)が続いた。一方、開幕戦でポイントを獲得している福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が8番手でQ1敗退。途中にピットストップを行ない、2セット目の新品タイヤも投入して再度アタックした高星は思うようにタイムを上げられず、10番手でQ2進出はならなかった。
両方の組を勝ち上がった14台で争われたQ2は、1分12秒台を記録するドライバーが続出した。その中でも特に速さをみせたのが宮田で、1分12秒646。またしてもトップ通過を果たした。2番手にはフェネストラズが続きルーキードライバーがワンツーを独占。3番手には坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が続いた。
一方Q1のA組で速さをみせたキャシディは9番手で、ここでノックアウト。直前のスーパーフォーミュラ・ライツ第5戦で優勝を果たした阪口も11番手に留まり、Q3に進むことができなかった。
上位8台で争われたQ3。宮田莉朋がデビュー戦ポールポジションを獲得するか……というところに注目が集まったが、それを破ったのは開幕戦ウィナーの平川だった。他のドライバーが1分13秒台で留まる中、平川は1分12秒773をマーク。コースレコードには届かなかったが、開幕2戦連続でポールポジションを獲得した。2番手は宮田。最後の最後で平川の逆転を許したが、デビュー戦ながらフロントロウを獲得。3番手にはフェネストラズが続き、開幕2戦連続でトップ3に入った。
またQ3の一番最後にアタックした坪井はハイパーコーナーでコースオフを喫してしまったが、黄旗区間通過等によるタイム抹消などはなかった。
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