5月末、プラマックのジャック・ミラーが2021年シーズンからドゥカティファクトリーチームへ昇格する事が発表された。
ミラーは2020年シーズンでドゥカティ3年目。2015年にMoto2を飛び級して最高峰クラスへ登ってきたため、25歳ながら既にMotoGPで5年のキャリアがある。
■ミラー、ドゥカティ昇格に興奮「”対マルケス”のライダーとして信じてもらえた」
2016年には大雨のオランダGPで劇的な勝利を収めるなどの経験もあるミラーだが、プラマックのチーム代表であるフランチェスコ・グイドッティからすると、プラマック加入当初はそうした経験を感じさせなかったという。
「我々はシーズン開始時に彼が“変わった”青年として到着し、そしてより成熟し堅実に変わっていった姿を目にしている」
グイドッティはそう語った。
「これは彼のプロフェッショナルとしての側面にも反映された」
「誰かを乏している訳ではないんだが、正直に言って彼が2018年に我々の元に来たとき、既にMotoGPで3年の経験があったにもかかわらず、ルーキーか2年目のように見えた」
グイドッティ代表はミラーがMotoGPで最初にキャリアを積んだホンダ時代に、放置されていたのではないかと推測している。
「彼が前にいたところでは、自分の面倒を自分で見させていたことは明らかだ。彼はまだとても若く、恐らく見張られてもいなかっただろう」
「彼が来たとき、思っていたより多く取り組むことがあるとわかった。だが彼は何が重要なのかを素早く吸収し、理解していくのも優秀だった」
「(プラマック)1年目は簡単ではなかったし、いくらか語気を荒げた衝突もあった。だが我々は彼の才能とポテンシャルを信じていたから、同時に最大の敬意も払ってきた」
「彼はそうした口論が共に成長することが目的であり、非難することが目的じゃないと理解していた。それから彼は仕事の仕組みを少しは理解し、マネージャーのアキ(アヨ)と一緒に必要とされる側面の改善に取り組んできたと思う」
2019年のミラーは計5度の表彰台を獲得。ランキングは8位で、ファクトリーチームのダニーロ・ペトルッチからはわずか11ポイント差だった。後半の10戦ではフロントロウを3度獲得するなど、速さを示してきた。
グイドッティ代表はそうしたミラーのパフォーマンスを称賛しつつ、ファクトリーチームのライダーとしての地位を固めるためには、更に大きなステップを踏む必要があると語った。
「ミラーは大きなミスも何度か犯したが、昨年は彼がより重要なポジションにいた最初のシーズンだった」と、グイドッティ代表は言う。
「彼にとってまた新たな状況であり、何度かミスをし、結果を台無しにしてしまうこともあった」
「シーズン終盤にかけてとても一貫して走るようになったが、それだけではファクトリーチームには十分でない。サテライトチームでは表彰台、フロントロウは重要なモノだが、ファクトリーチームでは目標が違う。だから彼は大きく飛躍する必要があるだろう」
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