トヨタの米国法人は1月23日、2月7日に開幕するシカゴ・モーターショーで発表を予定している「ランドクルーザー・ヘリテージエディション」の概要を発表した。同モデルは、1958年にメーカー初の対米輸出車の1台としてランドクルーザーを投入してから60周年を記念するもの。ランドクルーザー200をベースに、特別装備を奢った限定車として販売される予定だ。
ショー開幕に先立って公開された情報によると、2列シートモデルのみとなるヘリテージエディションのボディカラーは、ミッドナイトブラックとブリザードパールの2色が選択可能。どちらもブラックのアクセント入りフロントグリルや、センターキャップに「TOYOTA」のロゴが入ったブロンズカラーの18インチホイールでドレスアップされる。ヘッドライトハウジングやフォグライト、さらにはサイドミラーがダーク調の加飾となる一方、「大地を走破する」というランドクルーザーの成り立ちに忠実な走破性を得るため、ベースモデルに装着されるランニングボード(サイドのステップ)やクロームモールは敢えて外された。
最高出力381hp、最大トルク544Nmを発生する5.7リッターV8エンジンや副変速機を備えた8速ATなどはベースモデルと同様だが、国内モデルは4.6リッター V8と6速ATの組み合わせだから、それよりもパワフルだ。その他、油圧制御スタビライザーのKDSSや、ヒルディセントコントロールなどが装備され、3.6トン超の牽引能力を誇るトーイングパッケージも標準となる。
内装はレザー仕立てとなるシートを含めブラックで統一され、ステアリングホイールやセンターコンソールにはホイールカラーとマッチしたブロンズのコントラストステッチングが施される。一方で、フロアマットやカーゴライナーは汚れに強いオールウェザータイプとなり、このあたりはエクステリア同様に原点回帰の思想が表れたポイントといえそうだ。
ランドクルーザー・ヘリテージエディションは1,200台限定で生産され、発売は本年夏となる見込み。価格は販売に先だって公表されるというから、全米のランクルファンは要注目だ。
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