F1は1月31日、アンドレッティ・キャデラックの2025年からのF1エントリーを認めないと発表したが、その理由についてチームは納得できていないようだ。
一方でプロジェクトの次のステップについては言及せず、”作業はペースよく続けられている”という。
■F1、アンドレッティの2025年からの参戦を認めないと結論「この選手権に追加の価値をもたらさないと判断した」
アンドレッティはゼネラル・モーターズのサポートを受け、早ければ2025年にもF1に参戦するべく準備を整えていた。
昨年10月には、F1参戦をFIAから正式に承認されたが、F1やそのCEOであるステファノ・ドメニカリの承認を得る段階で足踏み。アンドレッティ・キャデラックの参戦が認められるかどうかは宙ぶらりんとなっていた。
そして1月31日、F1はアンドレッティのエントリーを拒否した理由を詳細に説明し、チームの潜在的な競争力に疑問を呈した。
その中で、「我々は、申請者の選手権参加申請は成功しないだろうと結論づけた」と述べている。
一方で2028年からはキャデラックがパワーユニットの製造者登録を済ませていることから、2028年からのアンドレッティのF1参戦については認める可能性もあると示唆されている。
F1の発表から約5時間後、チームは短い声明を発表し、競争力がないというF1の指摘に反論した。
「アンドレッティ・キャデラックは、フォーミュラ・ワン・マネージメント(FOM)が共有した情報を検討し、その内容を強く否定する」
「アンドレッティとキャデラックは、F1に本物のアメリカン・ワークスチームを置き、世界最高峰のチームと肩を並べて戦うことを約束した、ふたつの成功したグローバルなモータースポーツ組織だ」
「競争力の高いマシンとパワーユニットを開発するために、経験豊富なチームとともにすでに大きな前進を遂げたと自負している。そして我々の仕事はペースを保って続いている」
「アンドレッティ・キャデラックはまた、支持を表明してくれたファンに謝意を表する」
チームを率いるマリオ・アンドレッティは、次のようにSNSに投稿し不満を露わにしている。
「打ちのめされている。打ちのめされた以外の言葉が見つからないので、他には何も言わない」
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