1月10~12日に千葉県の幕張メッセで開催される東京オートサロン2020。このイベントに出展している富士スピードウェイブースに、レーシングカーと電動ガンの異色コラボレーションアイテムが展示されている。
2020年の東京オートサロン、富士スピードウェイブースにはスーパーGT GT500クラスを戦ったZENT CERUMO LC500の展示に加え、その対面で日本のトイガンメーカーである東京マルイの広報車で、トヨタ・ランドクルーザーがベースの『TOKYO MARUI PRSV-02』が展示されている。
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富士スピードウェイと電動ガンメーカーがオートサロンの同じブースに出展しているというだけでも目を引くが、そのなかで一際異彩を放っていたのが東京マルイの電動ガンにWEC世界耐久選手権を戦うトヨタTS050ハイブリッドやスーパーGTのCRAFTSPORTS MOTUL GT-R、MOTUL AUTECH GT-Rをイメージした塗装が施されたオリジナルエアガンだ。
展示されているのは東京マルイ製の次世代電動ガン『SCAR-H』と、スタンダード電動ガン『P90 TR』、ガスブローバック・マシンガン『MTR16』の3挺。それぞれSCAR-HはTS050ハイブリッド、P90 TRはCRAFTSPORTS GT-R、MTR16はMOTUL GT-Rを参考にしたカラーリングが施されている。
その出来栄えは圧巻の一言。それぞれのレーシングカーが持つ特徴がしっかりと再現されており、エアガンやサバイバルゲームなどにあまり興味がないレースファンも、思わず足を止めてしまうような仕上がりだ。
このコラボレーションエアガンを製作した株式会社東京マルイの担当者に話を聞くと、「エアガンを好きな方にはクルマやバイクも好きな方が多く、そういったこともあり3年ほど前に富士スピードウェイさんと知り合うことになりました」という。
東京マルイは2017年から3年連続でWEC世界耐久選手権の富士ラウンドなどでブースを展開。最新エアガンの展示やシューティングレンジなども設けていたので、現地でレースを観戦していたかたには、ブースを見かけたという人や実際にシューティングレンジで試射したという人もいるのではないだろうか。
そして2019年10月のWEC富士で、東京マルイはTS050ハイブリッドカラーを施した電動ガンを展示。それと並行するような形で東京オートサロン2020へ出展する話も進んでいたといい、さらに2挺分の製作を進めることになったという。
気になる製作期間について、東京マルイの広報担当者によれば「うちには銃があり、塗装などのプロフェッショナルもいるので」、パソコン上でデザインを作ったあとは「3~4日程度」で完成したとのこと。
ちなみに富士スピードウェイブースでは11日(土)にチェカレンジャーこと、平チェカ(平手晃平)、次チェカ(松田次生)、ロニチェカ(ロニー・クインタレッリ)によるトークショーも行われていた。今回東京マルイが用意した電動ガンは“偶然にも”平手や松田/クインタレッリ組がGT500でドライブしていた車両だったこともあり、それぞれの銃を構えてポージング。その仕上がりには笑顔もこぼれていた。
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