MotoGPの第5戦フランスGPがブガッティ・サーキットで開幕し、11日に予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはプラマックのホルヘ・マルティンだった。
初日のプラクティスでは、前戦スペインGPでポールポジションを獲得したマルク・マルケス(グレシーニ)がセッティングを外してしまったことで、予選はQ1からの出走に。Q1を突破し、再び上位グリッドを争うことができるかどうかに注目が集まった。
■“マーケティング・ビースト”のマルケス相手なら負けても仕方ない……マルティン、ドゥカティ昇格バトルに白旗?
そのマルケスは、予選前のFP2を通じて問題を修正してきたようで、Q1最初のアタックで1分30秒586の暫定トップタイムをマークした。Q1前半の走行ではトラックハウス勢がマルケスに次ぐ1分30秒台のタイムを記録しており、ドゥカティのエネア・バスティアニーニもQ2進出争いのライバルとなりそうな状況だった。
マルケスは終盤のアタックに向かう際、ターン2でマシンのフロントを切れ込ませてあわや転倒という状態だったが、間一髪で立て直した。その間にバスティアニーニがアタックをうまくまとめて1分30秒279をマークし、暫定トップタイムが更新された。これは、従来のコースレコードを更新する速さだった。
Q1最後のアタックではミゲル・オリベイラ(トラックハウス)が1分30秒478をマークし、2番手へ食い込んだ。一方でマルケスはラストアタック中に、前方でヨハン・ザルコ(LCRホンダ)が転倒……黄旗によりアタックを中断することになり、3番手でQ1敗退に終わった。Q2にはバスティアニーニとオリベイラが進んだ。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)はQ1を9番手で終了。また、ホンダ勢は4名全員がQ1敗退となった。
予選Q2は母国戦のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に大歓声が送られる中でスタート。すると、ホルヘ・マルティンがいきなり1分30秒141をマークした。
バスティアニーニがQ1で記録したコースレコードが早くも更新されてしまった形だが、マルティンは連続アタックで今度は1分29秒919を記録し、さらにレコードを縮めた。
フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)も速さを見せるものの、1分30秒111で2番手に留まった。また3番手のマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)はマルティンに0.5秒差とかなり大きな差を付けられている状態だった。
Q2後半に更にタイムを縮めるかが注目されたマルティンだったが、ターン4で彼は転倒。残り時間も少なく、ここで予選を終えた。
一方でバニャイヤはセクター2までマルティンを上回るペースを刻んでおり、チャンスを活かしてポールポジションを獲得するかとも思われた。
しかしバニャイヤもターン9で転倒してしまい、タイム更新とはならなかった。またラスト1分を切ったところで、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ジャック・ミラー(KTM)が立て続けに転倒してしまった。
終盤のアタックでは、ビニャーレスが1分30秒313まで自己ベストを縮めたが、黄旗の影響もあってマルティンの記録した暫定トップタイムを超えるライダーは現れなかった。そのため、転倒はあったものの、マルティンがポールポジションを獲得。2番手はバニャイヤ、3番手がビニャーレスという並びだ。
なお母国戦のクアルタラロは1分30秒686の8番手で予選を終えた。
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