フォーミュラEやスーパーGTなどで活躍するスウェーデン人のレーシングドライバー、フェリックス・ローゼンクヴィストは、来シーズンよりチップ・ガナッシ・レーシングの一員としてインディカーに参戦することが決定した。彼のチームメイトは、今年5度目のタイトルを獲得したスコット・ディクソンとなる。
ミッドオハイオですでにテストを行ったローゼンクヴィストは、すぐにペースを発揮したことや正確なフィードバックを行ったこともあって、ディクソンや彼のレースエンジニアのクリス・シモンズ、マネージングディレクターのマイク・フルに対して強い印象を残した。
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ただローゼンクヴィストはこれまでフォーミュラEに参戦しており、来シーズンのインディカーとフォーミュラEは6戦で日程が衝突しているため、インディカーにフル参戦できないのではないかという不安要素もあった。だがローゼンクヴィストのマネージャーを務めるステファン・ヨハンソンはmotorsport.comに対し、ローゼンクヴィストがインディカーの全17レースを戦うことを明らかにした。
チップ・ガナッシ・レーシングのオーナーのひとりであるチップ・ガナッシは、次のようにコメントした。
「フェリックスは我々のチームのことをよく理解しており、数少ないテストを終えた後は我々の組織の中で仕事をしてきた。我々のマネージメントやエンジニアのグループ、チーム全体として彼の能力は印象的だった。彼はカーナンバー10のマシンに乗せるにふさわしく、また来年彼がマシンに乗って何ができるのか、ということに自信を持っているのだということを皆さんにお伝えする時が来た」
「それに加えて、NTT DATAとの契約を新たに更新し、複数年契約を締結したと発表できることを非常に誇りに思っている。彼らはチームの素晴らしいパートナーであり、ここ数年はこのスポーツにとっての重要な支持者だった。将来的にもそれを目にできることを嬉しく思う」
2016年にBelardi Auto Racingからインディ・ライツに数レース参戦した経験を持っており、3勝を挙げたローゼンクヴィストは、次のように語った。
「自分のキャリアにおいて、この道にステップアップできることに興奮している、なんて言うのは控えめな表現だ。インディカーに来てチップ・ガナッシでドライブできるというのは夢が叶ったということだ。自分が思い出せる限り僕はこのチームのことを見ていたし、どんなドライバーだってこのチームでレースがしたいと思うような場所だ」
「スコットは5回もタイトルを獲るという素晴らしいシーズンを過ごしてきた。チームメイトにはこれ以上のものを求めることはできないだろう。チームに貢献し、NTT DATAの全員と一緒に過ごすことが待ちきれない」
またNTT DATAの会長であるジョン・マケインは、以下のように話した。
「NTT DATAとチップ・ガナッシは、チャンピオンチームであることを証明した」
「そして我々は長期的なパートナーシップを継続できることを誇りに思う。インディカーはレーシングの頂点であり、フェリックスとスコットを起用して、チップ・ガナッシ・レーシングは最大のパフォーマンスを常に発揮し続けることだろう」
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