WEC、WTCRにグッドイヤー
photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)
【画像】日本グッドイヤー 東京オートサロン2020【現地レポート】 全38枚
タイヤ大手「グッドイヤー」が、東京オートサロン2020で、モータースポーツ・ファンに嬉しい発表を行った。
創業122年目を迎えた同社は、その歴史の半分以上となる66年間に渡り、北米を象徴するレース・シリーズ「NASCAR(ナスカー)」にタイヤを供給してきた。
2019年にはWEC(FIA世界耐久選手権)に復帰。LMP2クラスでグッドイヤー・タイヤを履く「ジャッキー・チェンDCレーシング」は、現在のところチーム・ランキング首位に付けている。
そして今回、LMP2クラスでは来期2020/21年シーズンから、グッドイヤーがタイヤを単独供給することが発表された。あわせて、WTCCから移行した「WTCR」についても、2020/21年から単独供給を行うという。
F1で数多くの勝利を収めてきた「ウイングフット(同社のシンボルマーク)」が、世界中のサーキットで活躍する姿をまた見られるわけだ。
Eグリップ・エコが進化
東京オートサロン2020では、そんなモータースポーツ界への期待をこめて、日本グッドイヤーの金原雄次郎 代表取締役社長、GOODYEAR RACINGのアンバサダーに就任したプロレーサーの田ヶ原章蔵、NASCAR HREチームオーナーの服部茂章によるトークショーが開催された。
会場には年間33戦を闘うNASCARマシンの「スープラ」が登場。全チームにタイヤを単独供給しつづけるグッドイヤーが築いてきた信頼と、300km/hを超えるスピードでオーバルを走り抜けるタイヤの開発力が披露された。
また同ブースでは、2月1日発売されるEfficientGripシリーズの新タイヤ「エフィシェントグリップ・エコEG02」が初お披露目された。愛称は「Eグリップ・エコ2」だ。
「低燃費」と「ロングライフ」をキーワードにしたスタンダード・エコ・タイヤで、13インチ~18インチまで全42サイズを展開していくという。
本製品の登場により、乗用車向けコンフォート銘柄は、プレミアム・クラスの「Eグリップ・パフォーマンス」、ミドル・クラスの「Eグリップ・コンフォート」とあわせて、新たな顔ぶれのEグリップ・シリーズが揃ったことになる。
ラングラーATに「サイレントトラック」
さらに、2月7日に発売される4×4タイヤ「ラングラーATサイレントトラック」も、東京オートサロンで初公開された。
こちらは、オンロードでの静粛性、乗り心地を向上させながら、オフロード性能も兼ね備えた新タイヤ。15インチ~18インチまで全16サイズを展開する。
多くのオフローダーの足元を支える同社の「WRANGLER」シリーズの中にあって、中間部のブロックに角度をつけて接地衝撃音を抑制。
ショルダー部に頑丈なリブを配置するなどしてパターンノイズを低減した。オフロード銘柄に新たな価値を提案するモデルとなる。
迫力のタイヤ交換デモ
来場者向けコンテンツとしては、グッドイヤーとともにレースを闘うピットスタッフによるタイヤ交換のデモを行っている。
F1のようにセンターロックを採用しないこともあり、5本のボルトを外す必要があるNASCARのマシン。大きなレーシングホイールを20秒足らずで全て交換する手際の良さは一見に値する。
さらに来場者がインディのコースを体験できるドライビング・シミュレーターも用意され、レーシングドライバーも使用する最新トレーニング・マシンを経験することができる。
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