ランボルギーニは10月1日、サーキット専用ロードスターと見られるニューモデルの画像をFacebookに公開した。
ランボルギーニのレース部門「スクアドラ・コルセ」によって投稿された画像は、オレンジの擬装をまとったオープンモデルのテスト走行を捉えたもの。ルーフはおろかウインドスクリーンやサイドウインドウさえも持ち合わせない“スピードスター”スタイルのプロトタイプは、7月に発表されたサーキット用マシン「エッセンツァSCV12」と同様の擬装でラッピングされている。そのため、デザインの詳細をうかがい知ることはできない。
しかしながら、小型の光源が3つ横に並んだリアコンビネーションライトや大型リアウイングの造形、さらにリアバンパー直上にマウントされたエキゾーストエンドなどは、昨年リリースされた63台限定のハイブリッドハイパーカー「シアンFKP37」を彷彿とさせ、ブランニューモデルがハイブリッドを搭載している可能性も否定できない。ちなみに、シアンFKP37のオープンバージョン「シアン・ロードスター」も19台限定で販売されたが既に完売しており、さらにエクスクルーシブなスピードスターバージョンをランボルギーニが企画することは大いにあり得るだろう。もちろん、ドアすら装備しないスパルタンなモデルとなればシアンのような公道走行は不可能となるが、超裕福かつコアな猛牛ファンやコレクターなら、そこは度外視して購入してしまうのだろう。
プロトタイプのドアには「Attenzione macchina veloce aperta」の文字がレタリングされており、これは「注意:オープンの高速マシン」を意味する。こうしたアピールからも、ランボルギーニがオープンエアの爽快感と極限の走行性能を兼ね備えたマシンを開発していることは明らか。
フェラーリやマクラーレンなどライバル達も限定ハイパーカーやワンオフモデルを発表しているが、突き抜けたデザインや過激なサウンドなどランボルギーニにしかない個性はいつも我々を魅了してやまない。新型ロードスターもぜひ公に姿を現してほしいところだ。
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