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“スピードの神殿”モンツァ・サーキット、F1開催契約を2031年まで延長

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“スピードの神殿”モンツァ・サーキット、F1開催契約を2031年まで延長

 伝統的なF1の開催地であるモンツァ・サーキットは、2031年まで開催契約を延長した。

 モンツァ・サーキットは1950年にF1が世界選手権としてスタートして以来、1980年を除いて常にグランプリを開催してきた歴史あるサーキットである。

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 これまでモンツァ・サーキットが結んできた開催契約は、2025年に期限を迎えることになっていた。しかし今回の契約延長により、少なくとも2031年まではカレンダーに留まることとなった。

 F1のステファノ・ドメニカリCEOは、モンツァが開催カレンダーに留まることを歓迎するコメントを寄せた。

「イタリアGPが2031年までカレンダーに残ることを嬉しく思う」

「モンツァはF1の歴史におけるまさに心臓部であり、毎年大勢のティフォシ(熱心なフェラーリファン)が集まり、フェラーリとそのドライバーを応援し唯一無二の雰囲気を形作っている」

「近年のサーキットインフラのアップデートと投資の計画は、イタリアにおけるF1の長期的な将来への力強いコミットメントを示すものだ。イタリア自動車連盟の会長、イタリア政府そしてロンバルディア州の皆さんがF1への情熱とコミットメントを継続的に示してくれたことに感謝したい」

「そしてF1を熱心に応援してくれている国中のファンの方達にも敬意を表したいと思う」

 ドメニカリCEOが言及しているように、モンツァ・サーキットは近年サーキットのインフラ面での投資を進めてきた。

 歴史あるコースという反面、施設の老朽化も課題となっていて、2024年のF1開催に向けては路面の全面的な再舗装や、新たな地下道の建設が行なわれ、さらに2025年に向けてはピットビルディングの改修も予定されている。

 イタリア自動車連盟のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長も、契約延長においては施設のインフラ改善が重要な要素だったと言及している。

 なおイタリア国内においては現在モンツァに加え、2020年からカレンダーに復帰したイモラ・サーキット(エミリア・ロマーニャGP)の2箇所でグランプリが開催されている。

 エミリア・ロマーニャGPの開催契約は2025年までとなっているが、2023年のレースが洪水災害によって中止されたことで、2026年にレースが追加で行なわれる可能性が高いと考えられている。ただ現時点で正式決定には至っていない。

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