アストンマーティンで長年テクニカルチーフを務めてきたアンドリュー・グリーンは、チームのレース運営の現場を離れ、同社の技術ビジネスを統括する役職へと異動した。
グリーンは前身のフォースインディアおよびレーシングポイントでテクニカルディレクターを務め、アストンマーティンでもこの2年間同じ職務にあたってきた。しかしチームは今週、グリーンが2023年は現場への関与を減らす形で仕事をすることを明らかにした。元レッドブルの空力責任者ダン・ファローズが、デザインオフィスを統括するテクニカルディレクターの役割に正式に就くことになる。
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グリーンは今後はアストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズ(AMPT)のチーフテクニカルオフィサーとなり、グループの幅広いビジネス活動の拡大と多様化を支援する。
「組織は成長しており、我々が実施を望むプロジェクトを監督する技術的な専門家が必要だった」とアストンマーティンF1チーム代表のマイク・クラックは、月曜日に行われた2023年シーズン発表イベントで説明した。
「これは理にかなった選択だった。その観点からすると、我々の組織にアンドリューのような人がいたことは幸運だったと思う」
「これがどのように発展するか見ていくことになる。我々はレースやレース以外のプロジェクトといった他の分野にビジネスを拡大したいと感じていたので、彼のような人がいて幸運だった」
クラックはグリーンが異動したばかりであることを認めた。つまりグリーンは異動の前まで新車AMR23の開発に貢献していたということだ。
「アンドリューは大きく関与していた。アンドリューの異動はつい最近のことだ」
テクニカルディレクターに就任するファローズは、「我々は技術体制を進化させてきた」とアストンマーティンの新組織体制について語った。
「正直なところ、今も進化中だ。この1年で多くの上級職の人々が加わった。(副テクニカルディレクターの)エリック・ブランディンや(エンジニアリングディレクターの)ルカ・フルバットが加入した」
「他にも重要なポジションに就く人々がいる。特にAMR23に取り組み、今年を迎えるなかで、我々は組織としても成長している。今では我々の能力を他の分野に拡大することを検討している」
「そこでAMPTの出番となる。アンドリュー・グリーンはこの組織の重要な技術リーダーで、今後もそうあり続けるだろう」
「彼は、この企業の技術リーダーシップをどのようように構築するかについて、多くの意見を提供した。彼は引き続き我々の仕事の方法に重要な助言を与えているが、彼の焦点はAMPTのビジネス面に置かれることになるだろう」
「彼は我々のビジネスのF1以外の部分に集中している。もちろんそうした部分を有機的に成長させているが、ビジネスのその面の成長に多くの努力を払っている」
ファローズは、グリーンがアストンマーティン・ラゴンダについても関与していくだろうと述べた。
「彼はF1ビジネスによる専門性を活用するべきすべての機会を模索しているが、より幅広いグループにも適用しようとしている」
組織再編はアストンマーティンの予算制限に影響を与える可能性がある。チームの高額給与所得者上位3名は(ドライバーを除く)、予算の計算には含まれない。グリーンがそのひとりだったと仮定すると、彼がF1のオペレーションを離れることで、予算制限が免除されるトップマネジメントをもう1名入れることができる。しかしチームは、FIAにグリーンがF1プロジェクトに貢献していないことを示す必要がある。さもなければ、彼の報酬はチームの申告予算に含まれることになるだろう。
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