比亜迪汽車(BYD)は、電気自動車(EV)など新エネルギー車(NEV)専用の車両運動制御装置「Diサス・システム」を独自開発し、高級車ブランド「ヤンワン」などに搭載すると発表した。油圧や空気圧で前後左右輪サスペンションの伸縮(上下動)を個別に、能動的に制御して、車両の安定性や乗り心地、運動性能を高める機構。静止状態から四輪を同時に沈み込ませた直後に足回りを勢いよく伸ばして車両をジャンプさせたり、前輪が片輪外れた〝3輪状態〟でバランスを取り安定した走行が可能な様子を映像で公開し、制御能力の高さを訴求した。
加減速やコーナリングなど走行状況に応じて足回りの動きを最適化するインテリジェント機能を備える。こうした協調制御を行う装置の開発は、中国メーカー初とする。王傳福CEOは10日に本社(中国・深圳市)で開催した技術発表会で「単一技術または単一コンポーネントの強化に焦点を当てたシステムとは異なり、垂直運動(車体の上下動)を高度に制御するための体系的なソリューションを実現した」と、競合に先駆け完成した装置に対する自信を述べた。次世代の先進運転支援システム(ADAS)の基盤技術とも位置づける。
搭載は、まず油圧式「Diサス―P」が高級SUV「ヤンワンU8」から、エアサスペンションベースの「DIサス―A」が、同社とメルセデス・ベンツの合弁ブランド車「デンザN7」からとなる。機能をダンパーの減衰力調整に絞った「Diサス―C」は既販車にOTA(無線通信によるアップデート)で機能を追加できる。対象車種は「オーシャン」「ダイナスティ」シリーズなどとする。
さらに発表会では最新技術を満載した開発中の「Dサス―X」を高級スポーツ車「ヤンワンU9」に搭載して披露。“ハイドロ”を搭載した改造車のように車体を前後左右に激しくゆすりながら“ダンス”をしたり、飛び跳ねたりする様子と、3輪走行を実車や映像で披露した。どのような機構で足回りを制御しているのかは未公開だ。
ただ四輪を個別のモーターで駆動する機構を搭載しており、個々のモーターを緻密に制御して車両姿勢をコントロールする高度な技術を実用化しているのかが注目される。
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みんなのコメント
世界一の自動車市場で販売台数の30%がBEV車なんだよね
現状維持大好き人間だらけの国は衰退を望みました