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グリッド幅拡大のF1、オコンは”はみ出し”ペナルティ今後も続くと確信。一方で「簡単なことじゃん」と困惑の声も

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グリッド幅拡大のF1、オコンは”はみ出し”ペナルティ今後も続くと確信。一方で「簡単なことじゃん」と困惑の声も

 F1は今シーズン、スターティンググリッド幅を拡大しているが、エステバン・オコン(アルピーヌ)は今後もスタート時のマシンの位置を巡ってペナルティが発生してしまうと考えている。

 スターティンググリッドの幅を拡大するきっかけとなったのは、開幕戦バーレーンGP。オコンの右フロントタイヤがグリッドボックスからはみ出していたためだ。第2戦サウジアラビアGPでは、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)も同様のペナルティを受けている。

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 この事態を受けて、F1は第3戦オーストラリアGPからグリッドボックスの幅を拡大。2022年は2.3m幅だったが、今回の措置によって2.7mまで広くされた。

 ただ、こうした措置にもかかわらずオコンは今後もスターティンググリッドに付くときの位置を巡って、ペナルティが発生するだろうと語っている。

「今年はペナルティを受けるヤツが多くなるだろう。間違いない」と。オコンは主張する。

「とても簡単なように見えるモノで、そうしたペナルティを受けるのは馬鹿らしいように思えるかもしれない。でも僕らが座っている位置からは何も見えないせいなんだ」

「これまで僕たちは、チームと協力して着座位置を低くしようとトライしてきたからね。もちろん、ルールには違反していたしペナルティは受けても仕方のないものだったとは思っているけどね」

 そしてオコンはグリッドの前にはみ出すことはともかく、横方向に関しては“普通は有利ではない”ためペナルティは厳しいものだと付け加えつつも、グリッド幅の拡大は役に立つだろうと語った。

「昨年と比較すると左右に20cmずつ広くなっている。明らかに正しい方向に進んでいる」

「前に出すぎているなら、それはアドバンテージになる。僕らも前方にはみ出していれば常にペナルティをもらってきた」

「以前は左右については、通常ならアドバンテージではないとされてペナルティを受けることはなかったんだ。今はそのルールが変わって、どちらも同じように扱われている。だから注意する必要があるし、グリッドが大きくなったことは助けになるだろう」

 だが、グリッド幅の拡大はドライバー間で見解が分かれている点でもある。アルファロメオのバルテリ・ボッタスは視界が限られていることは認めているが、オコンやアロンソがグリッドをはみ出したことに驚いている。

「驚いたよ。僕は問題だとは思っていなかったからね」と、ボッタスは語った。

「グリッドにつくとき、確かに視界はシャシーの高さなどから、10年前のマシンと比べても同じではないだろう。でも、自分がどこに向かっているのかは分かるはずだ」

「個人的には問題だと思っていない。でも、マシンがウイングレットや色々と違うせいなのかもしれないね」

 マクラーレンのランド・ノリスも、グリッドが話題に上がることに困惑していたと話している。

「(F1の)1日目から簡単だったと思う」と、ノリスは言う。

「正直に言うと、変更する必要があるとは思っていなかった。グリッドにつくだけだ。とても簡単なことだよ」

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みんなのコメント

1件
  • グリッドに着く直前までウィービングやホイールスピンしたりして、タイヤを温めようとするから枠が見えなくなるんだよね。少しでもトラクションを良くしたいのはわかるけど、、、。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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