2019年シーズン、ダニーロ・ペトルッチがホルヘ・ロレンソの後任としてドゥカティのファクトリーチームへ加入する。ペトルッチはドゥカティのジュニアチーム、プラマックから昇格する形でファクトリーチームへと加入したが、彼の契約は他のファクトリーライダーと異なり、単年契約となっている。
ペトルッチが2019年以降もドゥカティ・チームで契約を延長するためには、プラマックでファクトリー仕様のマシンを走らせるジャック・ミラーと、そのチームメイトとなるフランチェスコ・バニャイヤのふたりよりも競争力がある事を示す必要がある。
■ロッシとの身長差に悩むビニャーレス、“ヤマハのバイクは大きすぎる”
「2020年のファクトリーシートのライダーは3人の選択肢がある。ペトルッチとミラー、バニャイヤのレース結果によってファクトリー入りするライダーが決まるだろう」
ドゥカティのスポーティング・ディレクター、パオロ・シアバッティはmotorsport.comの取材にそう語る。
バニャイヤは、バレンティーノ・ロッシ主催のVR46アカデミー出身であり、プレシーズンテストにおいても、印象的な走りを見せている。
ドゥカティはバニャイヤがMoto2でタイトルを獲得した2018年シーズンの開幕前から契約を交わしていた。そして、彼はMotoGP昇格が決まっていることで、2018年シーズンは余裕を持ってレースに挑むことができ、タイトルを獲得してみせた。
「バニャイヤはMoto2で物凄いシーズンを過ごしたと思う」
シアバッティは語る。
「私たちは1月に彼と契約したが、それはギャンブルだった。彼と契約したのは将来を考えたからだ。そして、今はそれが正しかったと分かっている」
「今季、バニャイヤは2018年仕様の、(ドビツィオーゾが優勝している)競争力の高いマシンを使用する。もっとも、2019年仕様のマシンはより競争力があると期待している」
「最高峰クラスでのデビューシーズンは常に難しい。しかし、彼はチームメイトのミラーを参考に非常に早く、多くのことを学んでいってほしい」
シアバッティはペトルッチに対して、彼がレースで優勝できるということを証明する必要があると語る。
ただ、新たに加入するワークスライダーに対して、直ぐにドビツィオーゾを打ち負かすことは期待していないとシアバッティは付け加えている。
「ペトルッチはより多くのプレッシャーに晒されることになる。そして、彼のゴールは初優勝と、常にトップ5争いをすることだ」
彼は続ける。
「ペトルッチの目標はドビツィオーゾに勝つ事ではない。もし彼がそれをできれば、完璧だけどね」
「これはペトルッチがドビツィオーゾより優れていることを証明するというよりも、彼が自信を得ることが必要だということだ」
シアバッティはそう締めくくった。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?