2017年のニューヨークオートショーで、恐るべきパフォーマンスを持った「史上最強・最速の量産車」が発表された。その名は「ダッジ チャレンジャーSRTデーモン」。
エンジンは、6.24リッターのHEMI Demon V8を搭載し、スーパーチャージャーで過給することで最高出力は840馬力に達している。これはV8エンジンの量産車として歴代最高馬力とアナウンスされている。
速さを披露したステージは、代表的なアメリカンモータースポーツのひとつであるドラッグレース。チャレンジャーSRTデーモンは1/4マイル(約400m)をわずか9.65秒で駆け抜けるという。しかも、このレコードは全米ホットロッド協会(NHRA)の認定を受けている本物だ。
それだけではない。チャレンジャーSRTデーモンは、世界で初めて加速力によって前輪を持ち上げる(いわゆるウィリーだ!)生産車として、ギネスワールドレコーズの認定を受けているのだ。さらに0-60mph加速は2.3秒と量産車世界最速。その凄まじい加速Gは1.8Gと、こちらも量産車としての記録を塗り替えたというから驚きだ。
こうしたアメリカらしいマッスルカーが元気を取り戻したのは、ドナルド・トランプ大統領の影響もあるのだろうか。
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