東京E-Prixは7月開催の後半戦に。フォーミュラEの2026年暫定スケジュールが発表

　6月10日、ABB FIAフォーミュラE世界選手権は2025／2026年“シーズン12”の暫定スケジュールを発表した。日本での東京E-Prixはダブルヘッダーのままだが、7月開催の第15・16戦に日程が変更されている。

　2014／2015年シーズンに初めて開催され、フル電気自動車のフォーミュラカーが争うフォーミュラE。日本からはニッサンとヤマハの2メカーが参戦しており、2024年からは東京大会が江東区有明の東京ビッグサイト周辺で開催されていることから、日本でも注目されている。

　四輪駆動の最新鋭マシン『GEN3エボ』の2年目かつ最終年となる2025／2026年シーズン12では、今季よりレース数が増え12大会18レースが行われることになった。新シーズンは12月6日にサンパウロE-Prixで開幕を迎え、年明け1月10日のメキシコシティE-Prixが第2戦となることは従来どおり。

　1月31日の第3戦にはアメリカ・マイアミE-Prixが移動し、2月13～14日にはシーズン12初のダブルヘッダーがジェッダE-Prixで行われる。また、3月21日にはマドリードでの第6戦が予定され、およそ1カ月空いて5月2～3日にシーズン2回目のダブルヘッダーがベルリンで開催される。

　第9戦と第10戦はF1でもおなじみのモナコ・モンテカルロが予定されているが、5月30日の第11戦と6月20日の第12戦はTBC（後日発表）とされた。そして7月上旬に上海で第13・14戦が行われた後、7月25～26日に日本での東京E-Prixが第15・16戦の後半戦として開催。シーズンフィナーレは例年よりやや遅い8月15～16日のロンドンE-Prixとなる。

　なお、TBCとなっている第11戦と第12戦は、今年の後半に予定されている世界モータースポーツ評議会（WMSC）の会合で最終カレンダーが決定される。現在は承認を前に地元当局との最終段階の交渉が進行中とのことだ。

　新シーズンのスケジュール公開に、フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは「このカレンダーは、エキサイティングな新旧の会場とフォーミュラEを象徴する伝説のサーキットを融合させた、これまでで最も競争力の高いカレンダーだ」とコメントしている。

「カレンダーの安定性に重点を置くことで、より簡単に見つけ、関わり、参加できるようになり、ファンの愛情をさらに高めることができる。マドリードのデビューとレース数の増加は、主要市場でシリーズを継続的に成長させるという私たちの使命と意図を示すものだ」

「また、マイアミ・インターナショナル・オートドロームでのレースは、世界クラス施設でのフォーミュラEのアメリカでの存在感を新たなレベルへと引き上げる。世界中のファンとテレビ視聴者は年々増加しており、このカレンダーは、トップクラスのドライバーとチームが、ファンの皆さまにさらにエキサイティングなレースを届けるものだと確信している」


2025／2026年フォーミュラEシーズン12　暫定スケジュール（6月10日発表）



Round／Date／Cource／Nationality
1／12月6日／サンパウロ／ブラジル
2／1月10日／メキシコシティ／メキシコ
3／1月31日／マイアミ／アメリカ
4／2月13日／ジェッダ／サウジアラビア
5／2月14日／ジェッダ／サウジアラビア
6／3月21日／マドリード／スペイン
7／5月2日／ベルリン／ドイツ
8／5月3日／ベルリン／ドイツ
9／5月16日／モンテカルロ／モナコ
10／5月17日／モンテカルロ／モナコ
11／5月30日／TBC／TBC
12／6月20日／TBC／TBC
13／7月4日／上海／中国
14／7月5日／上海／中国
15／7月25日／東京／日本
16／7月26日／東京／日本
17／8月15日／ロンドン／イギリス
18／8月16日／ロンドン／イギリス


※TBCの第11戦と第12戦は2025年後半に開催されるFIA世界モータースポーツ評議会で承認される予定

[オートスポーツweb 2025年06月10日]

Comments

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7月後半は暑すぎる…

しかもほぼ全席屋根がない。