秀抜な4.0L水平対向6気筒・自然吸気エンジン
主要モデルの詳細テストを実施しているAUTOCARだが、毎回のようにポルシェは最高評価を残している。素晴らしいクルマ作りを続けている証拠だろう。なかでも718ケイマン GT4 RSは、過去最も刺激的で特別な「GT」ポルシェだといっていい。
【画像】最高のドライバーズカー ポルシェ911 GT3 満点の試乗評価 ケイマン GT4 RS 全119枚
特に718ケイマン GT4 RSで秀抜なのが、4.0Lの水平対向6気筒・自然吸気エンジン。スタッフの1人が運転する様子をビデオ撮影したあと、レッドラインまで回した音響体験は実際に乗らなければわからないと、彼は映像を見ながら力説していた。
後日、詳細テストで筆者も試乗することになったのだが、その通りだと心の底から思った。とてつもないエンジンだ。ひとたびアクセルペダルへ力を込めれば、鋭く躊躇せずにレッドラインの9000rpmまで吹け上がる。そう、9000rpmまで。
ドイツ・ヴァイザッハの技術者の意図は違うかもしれないが、内燃エンジンを搭載したスポーツカーの、1つの極致といって良いだろう。シャープでビビッド。バッテリーEVの時代が近づいている今、称賛せずにはいられない。
詳細テストで最高評価を得るには、エンジンの完成度だけでは不充分。すべてが魅力的だった。動的能力や操縦性、デザイン、価格、維持費に至るまで、非の打ち所がない。
生産数が限られる718ケイマン GT4 RSの場合、購入することは簡単ではない。だが幸運なドライバーにとって、特別な所有体験になることは間違いないだろう。
ミドシップ・ポルシェの可能性を追求
初代が登場してから17年。筆者が待ち望んでいた、最高のケイマンだといえる。ポルシェは重要なスポーツカー、911への注目度が低下することを危惧し、RSの生産には前向きではなかったらしい。
それ以前は、718ケイマン GT4がミドシップ・ポルシェの可能性を最も突き詰めたモデルに位置していた。果たして、短くない待ち時間の後に登場したGT4 RSには、同社が持ちうるすべてが惜しみなく投じられていた。
ブレーキの冷却も含めて空力特性は綿密に練られ、ボディは軽量化され、シャシーは強化されていた。すべてが、訴求力を高めていた。実際、718ケイマン GT4 RSのドライビング体験でエンジンが担う割合は、半分程度でしかない。
ここまで特別な公道用モデルは、久しく登場していなかった。10年前の、フェラーリ458 スペチアーレまで遡る必要があるかもしれない。
718ケイマン GT4 RSは、2022年のベスト・ドライバーズカー選手権でも健闘。サーキットでは、感触豊かな体験で審査員を魅了した。911 GT3とは異なる個性を宿したポルシェとして、ドライバーを満たすことを強烈に印象づけた。
1つの自動車メーカーが、どちらか1台を完成させただけでも素晴らしいことだと思う。911 GT3と並んで、718ケイマン GT4 RSも提供しているポルシェには、感嘆させられるばかりだ。
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