この記事をまとめると
■フェラーリIconaシリーズの第3弾となるデイトナSP3を発表
ひとりのクライアントのためだけに作られたフェラーリ! ワンオフシリーズの新作「BR20」を公開
■1960年代のスポーツプロトをオマージュしたスタイリングにV12NAエンジン搭載
■限定台数599台、価格は200万ユーロ(約2億6000万円)
伝説を現代に甦らせる「Icona」シリーズの第3弾
その存在自体が伝説といってもいいほどのブランドであるフェラーリ。そんなフェラーリには、伝説中の伝説といえるようなクルマがいくつかある。モータースポーツでフェラーリに数々の勝利をもたらした1950年代の競技用バルケッタ然り、1967年のデイトナ24時間レースでの1・2・3フィニッシュの立役者となった330 P3/4然り。
フェラーリは、このような自身のブランドのアイコンになっているモデルをオマージュし、現代の最新の技術で蘇らせる「Icona」シリーズを2018年に発表し、モンツァSP1、モンツァSP2というモデルを公開している。
そして今回、モンツァSP1・SP2に続く「Icona」シリーズの第3弾となるモデル、デイトナSP3が発表された。1950年代の競技用バルケッタをオマージュしたモンツァSP1・SP2に対し、今回のデイトナSP3は、もうひとつの伝説、330 P3/4にインスパイアされたモデルとなる。それは、愛称としてではなく、正式な車名として採用された「デイトナ」のワードでも表されている。
エレガントなスタイルで最高速度は340km/hを実現
デイトナSP3は、その芸術的なまでに美しいスタイリングが特徴だ。ラップアラウンド式のウィンドスクリーンを先端とするキャビンは、まるで彫刻の中に埋め込まれたドームのようであり、その両側にはフェンダーが大胆に立ち上がることで、バランス感を強調。キャビンは着脱可能なハードトップのタルガボディで、あり、フェンダーの頂点にはフェンダーミラーが設置され、1960年代のスポーツプロトタイプを想起させる。
ボディはウエスト部でいったん絞り込まれた後、リヤタイヤを包み込むよう膨らみ、再びテールに向かって絞り込まれる。これにより、斜めから見た姿に力強くてダイナミックな印象となっている。絞り込まれたウエスト部にあるドアにはバタフライドアが採用される。
ラ・フェラーリ以来となるコンポジット製シャシーに搭載されるパワーユニットは、フェラーリを象徴するV型12気筒自然吸気エンジン。6.5リッターの排気量から、フェラーリ史上最高となる840馬力と697Nmを発し、レッドゾーンは9500回転となる。
インテリアも330 P3/4や312 P、350 Can-Amといった歴史的フェラーリにインスピレーションを受けたものであり、洗練された空間となっている。ステアリングホイールは、最新のモデルと同じヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)を採用し、常にステアリングから手を放すことなく、目は路上を注視したまま、車両を操作することができるようになっている。
シートはシャシーと一体化しており、周囲のトリムへのテーマの拡張やボリューム感などは、固定式シートだからこそ可能となったものだ。また、このシャシーと一体化したシートによってドライビングポジションを低くすることができたため、全高を1142mmに抑え、ドラッグを低減することにも貢献している。
フェラーリ・デイトナSP3のスペックは、全長4686mm×全幅2050mm×全高1142mm、ホイールベース2651mm、乾燥重量は1485kg。6496ccのV12自然吸気エンジンは、最高出力840馬力/9250rpm、最大トルク697Nm/7250rpmを発し、最高速度340km/h、0-100km/h加速2.85秒を実現したという。
フェラーリ・デイトナSP3は限定販売とされ、その台数は599台、価格は200万ユーロ(約2億6000万円)。フェラーリの特別なモデルの例に漏れず、すでに発表された時点で完売となっているようだ。
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みんなのコメント
消え行くランボルギーニとフェラーリの両社の12気筒エンジンを搭載した車を車庫に並べて見る日を待つのも良いかも。
リアの表現の仕方が秀逸