WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』は、11月22日(金)に競技2日目を迎えました。デイ2は拠点となる豊田スタジアムでのWRCの走行はありませんが、会場周辺を含めてイベント満載でした。引き続き編集部員が現地の様子をお届けします。
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タナクが王座目指して猛加速。僚機2台はクラッシュ&失速、トヨタに選手権逆転の光明【ラリージャパン デイ2】
やってきましたラリージャパン2024の2日目。今日は朝から晴天に恵まれ、清々しい気持ちで豊田大橋を渡りスタジアム入口へ行くと、朝早くからファンの皆さんがゲート前で待機しておりました。
本日は競技2日目となりますが、拠点となる豊田スタジアムでの走行はありません。残された編集部員は空き時間に少しの旅に出ました。こちらは特設コースでのイベントの様子。
ギャラリー記事で紹介を行った『The Golden Age of Rally in Japan』。往年の名車10台が展示されているということで、ラリーファンなら必見の内容になっていますよ。
特に日本のラリーファンにとって、この2台の並びはアツかったのでは。スバルとミツビシのWRC参戦をまた見たいところですね。
豊田スタジアム外のブースで一際巨大なヒョンデブース。車両展示に加えブランド紹介やグッズ販売など、日本市場に力を入れていることが伝わります。
JAF日本自動車連盟のブースには、3つの真っ白なヘルメットが展示されています。よく見るとF1、WRCラリー1、WECハイパーカーと書かれているボードがありますが、各選手からサインが入れられています。
勝田貴元選手とコドライバーのアーロン・ジョンストン選手のサインもばっちりと入っています。気になる方は会場でぜひチェックを。
西イベント広場ではトヨタによるトークショーが開催されていました。22日(金)の回は『世界を舞台に戦うアスリート』をテーマに、小林可夢偉選手(レーシングドライバー)、石田駆選手(パラ陸上競技)、紀平梨花選手(フィギュアスケート)、武藤弘樹選手(アーチェリー)、MCの三好南穂さんの5名が参加しました。
ちなみに土曜日から豊田スタジアムに観戦に行くという方にお伝えしますと、キッチンカーがかなり豊富なので昼食には基本困らないかなと思います。その他に各企業ブースでのアトラクションなどもあるので、お子さま連れでも安心です。
WRC公式グッズショップでは1988年と1989年のWRCチャンピオン、ミキ・ビアシオンのサイン会が開催されていました。かつての愛機であるランチア・デルタにサインを入れるときは思わず顔が緩んでいましたね。
豊田スタジアム西側に隣接する千石公園では、家族で楽しめる『ENJOY! RALLYファミリーパーク』が設置されていました。こちらの開催は23日(土)までですが、ランドクルーザーのオフロード同乗体験など、家族で楽しめるアクテビティが用意されています。
豊田スタジアムを出た理由のひとつが名鉄豊田市駅の周辺で開催されている『ENJOY! RALLYモーターフェスタ』を見に行くためでした。ここでは工事車両、消防車両、警察車両など『はたらくのりもの』が展示され、運転席に座ったり、子どもは制服体験などをすることができます。
自衛隊の車両にも搭乗することができます。手前のバイクはカワサキKLX250をベースに、陸上自衛隊が“偵察用オートバイ”として使用している装備品です。なんでも偵察任務にオートバイが使用されるのは世界的に珍しいことなのだとか。
『ENJOY! RALLYモーターフェスタ』では、大型ビジョンでのパブリックビューイングも行うことができます。この“地域密着”な雰囲気がなかなか良い味を出しています。
会場を豊田市駅方面に進むと、なにやら見たことのあるようなラインアップのスポーツカーたちが展示されていました。クルマ好きなら、おそらく奥の4台を見たときにピンときた人も多いのではないでしょうか。
そうです。この4台は人気漫画『頭文字D』に登場するキャラクターたちが乗っていた車両のレプリカです。“藤原とうふ店”のパンダトレノことAE86スプリンタートレノ、高橋涼介のFC3S型マツダRX-7、中村賢太のS14型ニッサン・シルビア、小柏カイのSW20型トヨタMR2の4台が展示されていました。
ラリージャパン×頭文字Dというと、白黒パンダカラーのシトロエンC3ラリー2で参戦するニコライ・グリアジン選手が話題となっていますが、豊田市駅前には“もうひとつの頭文字D”が存在していました。
1992年の販売終了から32年が経ちますが、FC3Sのデザインは色褪せませんね。クルマ好きなら高橋涼介のFC3S、高橋啓介のFD3S、どちらがかっこいいか議論したことはありますよね?
しっかりと『赤城レッドサンズ(RedSuns)』のステッカーが装着されています。ドアミラー下のステッカーなど、その再現度はほぼ原作どおりだと感じます。
中村賢太仕様のS14シルビアにもしっかりと『RedSuns』のステッカーが貼られております。
いちクルマ好きとしては『1990年代の国産スポーツカーはやはり良いな』と思わせてくれる展示でした。こちらのMR2は原作どおりのTRDホイールが決まっています。
豊田市駅前の喜多町2~3交差点区間での『ENJOY! RALLYモーターフェスタ』は観覧無料ということもあり、老若男女、多くの人がクルマを見たり写真撮影を行っていたことが印象に残っています。しかし今回紹介した頭文字D車両の展示は22日(金)のみということなのですが、イベント自体は24日(日)まで、その日によってコンテンツを変えながら行われています。詳細は公式サイトをご確認下さい。
そういえば、開幕前日の写真日記で皆さまからのアクセスが多かったのが、ラリージャパンオフィシャルショップのグッズ一覧でした。スタジアムに戻ってそのことを思い出したので、グッズ一覧をもう一度チェックしてみると、かなりのアイテムが“SOLD OUT”になっていましたね。
2023年版のデザインマンホールプレートの残りはふたつでした。この写真を撮影している間もマンホールプレートを見ている人が多かったので、かなりの人気商品であるとこが伺えます。
TOYOTA GAZOO Racing公式グッズショップのガチャガチャでは、WRCドライバーのアクリルスタンドが販売されていました。加えてタオルも販売されているので“推し活”にはバッチリのラインアップが揃っています。
岡崎中央総合公園でのスーパーSS終了後は、サービスパークで行われるメディアゾーン(囲み取材)に参加。サービスパークに戻ったドライバーたちは、この場でメディアからの質問に答えます。
こちらは“タイムコントロール”と呼ばれるチェックポイント。ラリー競技では、このタイムコントロールをタイムカードに記された指定時間内に通過する必要があります。こちらは豊田スタジアムのサービスパーク入口のタイムコントロールですが、日本ということで提灯が掲げられています。(ピースありがとうございます!)
競技2日目を終えた勝田貴元選手(トヨタGRヤリス・ラリー1)。この日1本目の走行となるSS2では左リヤタイヤのスローパンクチャーに見舞われてしまいましたが、0.1秒差の総合4番手でデイ2を終えました。明日以降の活躍にも期待です。
ヒョンデのサービスパークではティエリー・ヌービル車のフロントがバラバラにされるほどの修復が行われてましたが、その様子を熱心に見ていたのは、TGR WRCチャレンジプログラム3期生の後藤正太郎選手(左)と松下拓未選手(右)。「気になって見に来ちゃいました」と勉強熱心です。彼らもいずれはラリージャパンに参戦する日が来るのでしょうね。
なにやら車検場でグリアジン選手のパンダC3にボヤ騒ぎが一瞬あったようなのですが、すぐに消火され、グリアジン選手も「問題ないよ」とのことで一安心です。
それでは2日目の写真日記はこのあたりで。まだラリージャパン2024は始まったばかり。ここからどんな展開が待ち受けているのでしょうか。皆さんもお気をつけて観戦してくださいね。ではまた!
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